アイ・ビー・エス・ジャパン株式会社(本社 : 東京都目黒区、代表取締役社長 : 望月 成浩)は、スマートグリッドの本格的な始動の気運が高まる中でElipse Software社(本社 : ブラジル)の日本初のパートナーとして、電力オートメーションおよびスマートグリッドに特化した画期的なSCADA構築ソフトウェア『Elipse Power』ほか、2製品を2011年3月2日から開催される第1回国際スマートグリッドEXPOで同時発表します。
『Elipse Power』はその名の通り、SCADAシステムの中でも電力管理に焦点を絞って開発されたソフトウェアで、今注目を集めるスマートグリッドへの実装も、もちろん念頭に設計されています。一般的なSCADAシステムを変電所や発電所用に開発し直すという面倒な手順が省けるため、開発時間を大幅に短縮できます。またIEC61850、Modbusを含むすべての通信プロトコルに対応、OPCへの変換が可能で、すべてのドライバ、デバイスに対応できる非常に柔軟性が高いソフトウェアとなっています。さらに市場最先端のテクノロジーを駆使し非常に洗練された開発環境には、電力管理に必要不可欠な機能(トポロジ処理、障害地点の特定、サービス復旧、部分的送電停止、等)も強力なプラグインとして完備しています。
そして今回同時発表するもう一つのソフトウェア、『Elipse E3』は、『Elipse Power』の開発ベースとなっているプログラムで、SCADAソフトウェア市場の中でも最も進化したものです。オリジナルのライブラリを構築することで、未来のプロジェクトにパーツを再利用し、開発時間を短縮できるだけでなく、分散アーキテクチャを使用しているためインターネットブラウザ経由での制御・監視が可能で、IPカメラを使ったコントロールも遠隔地から難なく行うことができます。完成度は非常に高く、オープンソースのデータベースを使用した『Elipse E3』が秘めた可能性は、エンジニアの腕次第、まさに無限大と言えます。
Elipse Software社はオートメーションおよび電力市場で25年以上の歴史を誇り、同社が世界各国で展開しているシステム数は2万件以上にものぼります。ブラジルにある本社のほか、現在台湾にも支社を構え、日本、中国、韓国を含む、アジア地域への本格展開を開始しました。
今後の電力市場を見据えた強固な基盤を築く『Elipse Power』と、SCADAソフトとして世界で揺るぎない実績を誇る『Elipse E3』。これら2製品は、国際スマートグリッドEXPO(2011年3月2日~4日開催)においてデモンストレーションを行います。
本製品の詳しい情報は下記URLをご参照ください。
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