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【IBS Japan】 米国ComtrolのIO-LINK MASTERゲートウェイ

  • 2015.06.25

アイ・ビー・エス・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:望月綾子)は、インダストリアルIoTの中心的な役割を担う米国Comtrol社のIO-LINK MASTERゲートウェイを、2015年6月1日に取扱い開始
いたしました。

IO-Linkとは?

IO-Linkとは、センサまたは産業用ロボットとの通信に使用する新しいポイント・ツー・ポイントシリアル通信プロトコルです。従来、センサのコントロールには、デバイスメーカ独自のプロトコルが使われてきました。オムロンであればEthernet IP、三菱であればCC-Linkといった具合に、工場内で使われるセンサやデバイスは別々の言語を持って話しています。

IoT化が進む中、産業業界でもインダストリアルIoTがうたわれています。GEはモータやタービンをセンサで常時監視することにより、定期メンテナンスのコストを削減し、設備の効率化を進めようとしています。ドイツでも国を挙げてIndustrie 4.0が提唱され、工場のスマート化、IoT化が世界的に進んでいます。

IO-Linkは、ヨーロッパのセンサメーカやPLCメーカを中心に、センサのプラグアンドプレイ、およびメーカ特有であったプロトコルの共通言語化を目的として開発された通信プロトコルです。従来のプロトコルとは異なり、双方向通信ですので、デバイスの設定やメンテナンスを自動化したり、PLCのプログラミングが大幅に簡易化できる、配線ケーブルのコスト削減、と言ったメリットがあります。

ComtrolのIO-Link Masterの特徴

Comtrolは30年以上にわたり、インダストリアルグレードのネットワークスイッチやEtherNet/IPゲートウェイを開発・製造して来ました。Comtrolはいち早く、IO-Linkの重要性に目を付け、米国で唯一のテストセンタとして、様々なセンサやデバイスのIO-Link互換性を検証する中心的存在です。

Comtrolでは、Class 1およびClass 3のEtherNet/IPおよびModbus TCPをサポートするIO-Link ゲートウェイを発表しました。筐体はIP67グレードですので、制御盤内にも、または製造現場にも設置が可能です。

オーダー情報
型番 型番 取扱開始日 販売価格
99570-8 4チャネルIO-Link Master 2015年6月1日 オープン価格
99590-6 8チャネルIO-Link Master
IO-Link Master

左:8チャネルIO-Link Master / 右:4チャネルIO-Link Master

製品の特長

ComtrolのIO-Link Masterゲートウェイは、IO-LinkからEtherNet/IP™ Masterへは、EtherNet/IP™ とModbus TCPプロトコルを使ったIO-Link規格の利点を組み合わせています。IO-Link Master をシステムネットワークに統合するには、既存および新しい産業のイーサネット設置により容易に実行できます。

  • メンテナンスおよびケーブリング費用の低減
  • PLCプログラミング時間の低減
  • SCADAプロセスコントローラのためのシステム統合と相互運用性
  • ネットワークマネージメントツールの完全なセット

ComtrolのIO-Linkゲートウェイは、Class 1およびClass 3 EtherNet/IP™ の両方だけではなくModbus TCPもサポートします。ゲートウェイは、多くのPLCと互換性があります。

  • Control Logix
  • Compact Logix
  • SLC 500
  • Micrologix
  • PLC5
  • Modbus TCP Master (Client)として機能するModbus対応のPLC、HMI、SCADA
  • Modbus TCP Client (スマホ/タブレット上のアプリを含む)

IO-Link Master
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製品情報
本製品の詳しい情報・仕様については、下記をご参照ください。