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大容量Wi-Fi ネットワークの設計について

  • 2016.07.15
大容量Wi-Fiネットワークの設計について

Wi-Fiはどこにでもありますが、どれもが快適につながるとは限りません。

私たちは、ホテルでSkypeが途切れるとか、混み合ったスタジアムでフェイスブックのアップデートに失敗するといった、Wi-Fiネットワークが期待通りに機能せず不便な経験をしてきました。その延長として、例えば病院の設備が無線通信に失敗するといったケースは、深刻な事態になりかねません。

自宅ではWi-Fiがスムーズに通信接続するのに、企業や公共の場で上手く接続しないのはなぜでしょうか?
その主な理由は、お粗末な設計のWi-Fiネットワーク接続に大容量通信を要求しているからです。自宅のネットワークを使う人はほんの数人です。なので、自宅用のWi-Fiネットワークをサポートすることに対して、特別に考慮した設計は必要ありません。

しかし、公共の場や会社のオフィスや倉庫といった場所では、多くのデバイスが接続されるにつれて、Wi-Fiネットワークは混雑しています。ラップトップやタブレット、スマートフォン、Wi-Fi接続の医療機器、フォークリフトのコンピュータ、Wi-Fi電話やWi-Fiを使う位置追跡タグなどのいろいろなモバイルデバイスにもつながっています。このネットワークは、これらのデバイスをすべてサポートするように大容量の通信に対応した設計をする必要があります。

IT管理者にとってWi-Fi通信には2種類あります。

  • ネットワークの設計に多くの注意を払われたもの。
  • ネットワークはすぐに構築できるが、いつもトラブルシューティングや調整が必要なもの。

図1:注意深く設計されたWi-Fiネットワークはトラブルシューティングが少ない