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製品・技術情報

オンボード旅客Wi-Fiシステムが802.11nの自動キャリッジ接続により維持が容易となりました

カテゴリ 鉄道交通
使用製品
産業用IEEE 802.11a/b/g/n デュアルワイヤレスAP/ブリッジ/クライアント
ロケーション ドイツ
プロジェクトの紹介

近代的な列車は、しばしば乗客にリアルタイム情報およびインターネットを提供するインフォテイメントシステムを備えています。ワイヤレスホットスポットにより車両の乗客は、地上からトラベルに関する最新情報、Eメールアクセスまたはオンラインのビデオを見ることができます。ドイツ有数のシステムインテグレータの1つは、200以上の高速列車に効果的かつ効率的に旅客インフォテインメントシステムの導入を必要としました。ワイヤレスホットスポットを使い車両を装備するには、列車が近代的な通信バックボーンを備えている必要があります。ただし、このような改修プロジェクトにおいて、列車車両間のイーサネット通信を提供するためのスペアなケーブルを敷設することは、ほとんど不可能です。これは明白にコストと作業を最小限に抑えたワイヤレスバックボーンソリューショの導入を実現できることを意味します。しかし、実際のオペレーション中に常に異なる車両間のワイヤレスリンクを設定することが面倒な場合があります。このようなケースでは、セキュアなポイント・ツー・ポイントのワイヤレスリンクによりワイヤレスアクセスポイントをシームレスに車両に接続するコンフィギュレーションフリーのセットアップおよび手動のコンフィギュレーションエラーを回避する効率的なソリューションを提供します。

システムの要件
  • インストレーション時間の短縮、人件費および手動エラーを削減する信頼性の高い自動車両間ワイヤレスリンク
  • 列車バックボーン全体にわたりメディアストリーミングアプリケーションをサポートする高スループットワイヤレスデバイス
  • EN50155準拠、フルフロントパネルアクセスのカスタマイズされたラックマウントフォームファクタおよび110VDC絶縁電源
  • 顧客アプリケーションのニーズに応じた追加ソフトウェアのカスタマイズ
Moxaのソリューション

システムインテグレータは、マニュアルのエラーを最小限に抑え、乗客に列車のワイヤレスインターネットアクセスを提供するために、自動車両間通信を含むMoxaの802.11nワイヤレスソリューションを導入しました。Moxaのオンボードアクセスポイントは、オンボードのキャビネットに合わせEN50155、鉄道の煙および火災認証といった厳しい鉄道要件を満たす設計がされ、また、統合された110VDC絶縁電源を含んでいます。
このプロジェクトの高速列車は、7から12車両を含むこのワイヤレスブリッジを使用して相互接続されています。また、各車両は、乗客のWi-FiアクセスをサポートするMoxaワイヤレスホットスポットを搭載しています。列車のサーバは、列車土地間のリンクを確立します。Moxaは、オンボードのスペース制限を満たすためにフロントパネル上のすべての物理入力を提示するカスタマイズされた柔軟性のあるワイヤレスソリューションを提供します。
このプロジェクトのために2つのカスタマイズされたAWK-5232-M12-RCCデュアルワイヤレス802.11a/b/g/nワイヤレスデバイスは、隣同士にマウントされイーサネットを介してリンクされます。このシステム上の2つのワイヤレスカードは、セキュアな5GHzのポイント・ツー・ポイント内部車両ワイヤレスリンクを確立します。他の2つのワイヤレスカードは、乗客Wi-Fiのために2.4GHzアクセスポイントとして機能します。

インターキャリッジワイヤレスリンクのインストールとメンテナンス効率を向上させるためにMoxaの独自の自動キャリッジ接続(ACC)技術が使用されています。
ACCは、各々のユニットがオペレーションの間に変更する必要がない1つのデフォルトコンフィギュレーションを備えています。ACCデバイスは、それらのあらかじめ定義されたセッティングに基づき隣接の車両間のユニークでセキュアなリンクを自動的に形成します。この方法でオペレータは、その都度、車両のアクセスポイントを手動で構成する必要はありません。また、デバイスを交換するときACCは、再起動後に新しいデバイスに自動的にセキュアリンクを確立します。 ACCにより、このシステムにおいて顧客のワイヤレスバックボーンは、パワーアップの5分の内で機能する準備ができていました。
MoxaのカスタマイズされたAWK-5232-M12-RCC は、列車のサーバにマルチメディアの保存またはインターネットからのアクセスといった高密度のメディアストリーミングアプリケーションを容易にするために最大300 Mbpsのデータレートで802.11nのMIMO技術をサポートします。乗客のプライバシやセキュリティオンラインは、Moxaの先進的なファイアウォールとフィルタリング機能を使用して保証されています。走行する高速列車は、静電気や振動を含む多くの種類の環境干渉を発生します。
MoxaのカスタマイズされたAWK-5232-M12-RCCは、EN50155の準拠、ワイド動作温度範囲、絶縁電源入力、サージ保護、ESD耐性、コンフォーマルコーティングおよび耐振耐性を備えて堅牢な設計により、これらの危険を無視します。また、製品は、煙および火災認証の取得および110VDCデュアル入力電源が付属しています。

何故Moxaが必要?
  • 最大構成の柔軟性のための二重ラジオボックスソリューション : AP/AP、AP/ACC、ACC/ACC
  • インターキャリッジワイヤレスリンクのインストールとメンテナンス効率を向上させるためにMoxaの独自の自動キャリッジ接続(ACC)技術
  • インターキャリッジリンクと乗客へのアクセス上のハイエンド無線データスループット
  • 頑丈な鉄道認定設計
  • 長期的なパートナーシップのためのコミットメントとの設計から展開に焦点を当てた技術とプロジェクト管理