【動画内容のご紹介】
この動画は、IO-Link通信プロトコルの基本的な内容と導入する際のメリットについて解説しています。
Q:そもそも『IO-Link』とは何でしょうか?
- ポイント ツー ポイント間の双方向シリアル通信プロトコルであり、センサとアクチュエータを接続する際に使用されています。また、国際規格のIEC 61131-9規格に準拠しています。
融通が利くこの IO-Link を使用すれば、現場に行かずにパラメータの設定や診断、監視、故障修理、センサの認識が可能です。
風力発電の風車や、地下のガス発掘現場といった、高低差のある設置場所でも使用できます。また、IO-Linkは、監視中や動作中でもセンサの交換が可能です。オペレータがHMIを使えれば、PLCを自動的に設定変更したり、ラップトップ PC、スマートフォンあるいはタブレットPCを使用して、あらゆるブラウザに対応したIO-Linkマスターの専用ウェブページからリモート接続ができたりと、柔軟性の高いプロトコルです。
Q:『IO-Link』を導入するメリットとは?
- IO-Linkコンソーシアムに参加しているメーカーが提供している多くのセンサやアクチュエータから取捨選択ができ、どのような産業用オートメーションプロトコルを使用しても相互接続が可能です。
- 最新版である『IO-Link 1.1』は、温度センサのようなデバイスを誰でも簡単に交換することができます。
- この技術を開発した生産事業者のオープングループであるIO-Linkコンソーシアムです。
なので、1社だけの管理下にある組織ではないため、特殊な基準もありませんし、互換性の制限といったこともありません。
- IPアドレスを持つスマートデバイスをお持ちだと思いますが、多くのスマートセンサや個別のIOデバイスを一つの筐体に収容(=多重化)しています。
■ まとめ:
『IO-Link』を使うと、次のようなことが可能になります。
- 異なる産業用オートメーションプロトコルを一括制御
- IO-Link コンソーシアムに参加しているメーカのセンサやアクチュエータの相互接続
- 遠隔制御監視により、パラメータ設定、診断、監視、故障修理、センサを認識
- 動作中のデバイス交換
- 多重化伝送により複数のセンサやデバイスを1台のゲートウェイに収容