Moxaの新製品、産業用ビデオエンコーダ VPort 461Aは、複数のフルD1 H.264およびMJPEGビデオストリームの伝送を実現する、ハイパフォーマンスIPビデオシステムのためのシングルチャネルビデオエンコーダです。Moxaはエンドツーエンドのシステムレイテンシ200ミリ秒未満のシームレスな表示を提供しています。ONVIF仕様に準拠することにより、システムインテグレータとエンドユーザは、VPort 461Aを既存のIPベースのセキュリティシステムに容易に統合でき、高い相互運用性と導入の柔軟性を提供します。
VPort 461A H.264ビデオエンコーダは過酷な環境に対応する設計がされており、-40~75℃の幅広い範囲の温度耐性、埃や雨に対するIP30保護等級、産業認証(UL 60950) だけでなく、EMI/EMS規格を含めた堅牢な産業機能をサポートしています。また、製品の信頼性を実証する5年間の保証がされています。
VPort 461Aは、120FPS* で最大4つの独立したビデオストリームをサポートすることができるハイパフォーマンスコーデックチップを搭載しています。ビデオストリームは、ライブビュー、ビデオ録画、ビデオ分析など、様々な目的に利用できます。ビデオストリームは各々、最大D1解像度で30FPSまでサポートが可能です。
Moxaの革新的なDynaStream™機能は、ネットワーク帯域幅の状況に応じて自動的にビデオフレームレートを変更する設計にてネットワークの伝送効率を高め、ネットワークシステム管理を容易に行うことができます。さらに、CBR Pro™は、高度なビットレートフロー制御技術により、限られた帯域幅伝送において低いパケットロスを保証し、画像のモザイク化を起こしません。
VPort 461Aは、複数のVPort 461Aユニットをカスケード接続するための、2つの内蔵10/100Mbpsイーサネットポートを備えています。カスケード機能は、少ないスイッチポートを使い、複数のユニットを接続することができることを意味し、システムのセットアップ時のケーブルコストとその作業を削減できます。また、優先パスが切断されたとき、中断なくビデオを伝送し続けるためにバックアップパスをセットアップするために使用することができます。
SDカードを介してローカルビデオ録画を行うため、VPort 461AにはSDカードスロットが組込まれています。SDHC/SDXC* インターフェースを利用することにより、64GB以上の容量のSDカードをサポートします。現在のところ、ローカルビデオ録画は、イベントまたはネットワーク接続障害により発動することができ、ネットワーク伝送やNVRに問題が生じた場合、重要なビデオを保存するセキュリティを提供します。
*この機能は、VPort 461Aのファームウェア V1.1リリース後にサポートされます。