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プロセス監視/制御プラットフォーム
システムの大小や複雑さを問わず、どんな監視制御システムでも構築・サポートでき、リアルタイムにレスポンスを得ることができます!
プロセス監視制御用の完全なシステムであるE3は、接続性、柔軟性、信頼性という最新の要件に応えるために開発されており、基幹システムに最適なツールです。E3の分散アーキテクチャは、リアル・マルチレイヤシステムから構成され、高い通信容量と確かな拡張性を備えたアプリケーションを迅速に開発できるプラットフォームを提供し、貴重な投資をしっかり守ります。
またE3は数種の異なるプロトコルやデバイスとの通信が可能で、ローカル、あるいは地理的に分散されたシステムにも対応することができます。
E3なら、シンプルなHMI(Human-Machine Interfaces)用途だけでなく複雑なリアルタイムな監視制御用途であっても拡張性が高くアップデートが簡単なアプリケーションが構築でき、革新し続けるシステムになります。
強力な開発環境を誇るE3 Studio(スタジオ)にはシステム構築に必要なリソースがすべて揃っており、アプリケーション設定をこのツールひとつで行うことができます。
E3のアプリケーションドメインはサーバ、プロジェクト、およびライブラリがセットとなり、ひとつのシステムに統合されたものです。これによってViewer(ビューア)の操作が簡単になるだけでなく、サーバ間のリダンダント構成(冗長構成)が可能になります。そのためプロジェクトやライブラリをドメイン内でいつでも動的に追加、削除、編集することが可能で、システム割り込みや実行時の処理低下もありません。またリダンダント構成により、各サーバのローカルデータベースを、外部ツールを持たないサーバとも同期化することが可能で、基幹システムの信頼性を強化します。オペレーションコンソール(E3 Viewers : ビューア)はドメインが何らかの異常を検知すると、すぐにアクティブサーバに自動的に送信されます。E3なら、PC1台使用のシンプルなアプリケーションから、集中型あるいは非集中型の複雑なデータベースまで、幅広く構築することができます。また数百人規模のユーザーが同時に同じアプリケーションに接続することが可能です。さらにPLC、SDCD、コントローラ、保護リレー、メーターなど、広範に使用されているデバイスやプロトコル向けに350以上のI/Oドライバが使用できます。
E3は3つのメインコンポーネントから構成されています :
システム設定用のツールであるE3スタジオは、共通開発プラットフォームとして機能します。開発環境は現代的でユーザーフレンドリー、また通信設定をはじめ、運用画面や統合スクリプト作成、完全な画像エディタまで、幅広い機能を含んでいます。E3 Studio(スタジオ)では、複数のユーザーが同時に、同じひとつのシステムを編集することができるため、チームで開発しやすい環境を提供します。
E3サーバは通信処理やプロセス管理を行うアプリケーションサーバです。またグラフィック情報やデータをネットワークのあらゆるポイントにあるクライアントに送信するサーバでもあります。100、300、1500、5000、10000、20000、あるいは無数のI/Oポイントを接続できるバージョンに分かれ、E3 Viewer(ビューア)ライセンスを含んでいます。
E3 Studio(スタジオ)ライセンス(マスターバージョン)や追加のViewer(ビューア)ライセンスを同じ名義内で購入することも可能で、マルチユーザーによるシステム運用を可能にします。
E3ビューアはユーザーの運用インターフェース(運用管理コンソール)です。E3ビューアではサーバ内のアプリケーションをどのPCからでも実行することができ、ローカルネットワーク上、あるいはブラウザ経由のイントラネット/インターネット上で実行することができます。どの場合でも、すべてのコンポーネント、スクリーン、ライブラリはシステムからダウンロードされ自動的に登録されるため、クライアント端末へアプリケーションをインストールする必要はありません。E3ビューアには2種類のライセンスがあり、E3 Viewer Control(ビューアコントロール)は、あらゆる種類の運用制御や閲覧を無制限で実行するライセンス、E3Viewer Only(ビューアオンリー)は、閲覧やクエリ機能のみが必要な場合に使用します。
E3サーバは、Data Back-End(データバックエンド : ビューアライセンス無し)という、I/Oポイントの数が標準のE3サーバと同じで、かつRemote Domains(リモートドメイン)を通じて他のE3サーバのデータソースとして機能するバージョンで購入することもできます。これらはどこに接続されていても、情報をビューアに順次送ります。これらはE3 スタジオライセンスを含む形(マスターライセンス)での提供も可能です。
E3 HMIとE3ライトはスタンダードバージョンにあるすべてのリソースを必ずしも必要としない、よりシンプルな用途向けのソフトウェアバージョンです。
E3 HMIは現場操作用のヒューマンマシンインターフェースです。通信はできますが、ハードディスクへのデータ記録はできません。E3ライトはE3のベーシックバージョンで、データベースの容量やタグの数、履歴、レポート機能がスタンダードほど強力ではなく、小規模なSCADAアプリケーション用に特別に設計されたものです。これらのバージョンについて、詳しくはElipse Softwareまたは弊社までお問い合わせください。
E3ストレージでは、プロセスから収集されたすべてのデータを、素早く圧縮・最適化し、事業に役立つ管理情報や蓄積情報の形に変換して保存することができます。E3ストレージでは、より容易なマネジメント、より素早いクエリ、そしてユーザーに情報の自由度をより多く与えるデータベースシステムを構築するため、商用プラットフォーム(Microsoft SQL Server®、MSDE®、Oracle®)を使用してアナログ、デジタルあるいはテキストデータを保存することができます。
プレイバック技術はE3で動作している監視画面を使用して、過去のアプリケーションのあらゆるポイントからの数値、アニメーション、ステータス、チャートなど、まるでリアルタイムであるかのように表示し、あらゆる種類のプロセスに関する過去の出来事の解明に役立てることができます。時間コントロールウインドウ、シーケンスオブイベント(SOE)、タグステータスを使用し、時間を自由に前後させることで、出来事や障害の原因の究明に役立てることができます。
SPCモジュールは、製造業者がシステムの監視、予測や修正を行うため、E3により収集されたデータを使用することができるようにします。
これによりロスの低減、品質の向上、そして製造のより優れた安定性がもたらされ、プロセス全体の効率が改善されます。
この機能により、別のサーバ上で動作している他のドメインからの変数を自分のアプリケーション上で取得することができます。たとえば、他の遠隔サーバ上で実行中のアプリケーションのデータを、クリアで透過的にビューア上に表示することができます。