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過去に、リモートのイーサネットネットワークにIPカメラ、コントローラ、ワイヤレスAPまたは他のデバイスを接続する必要があった際、デバイスに電源を供給するには電源コンセントからの距離が長すぎて、新たに電源ケーブルを敷設する必要がありませんでしたか？

EtherWANはこのジレンマだけでなく、イーサネットで定義されている100mの距離を打破する解決法を提供します。EtherWANは、イーサネット(PoL/PoE)を介して、Power over Link™ を使った ED3638Tトランスミッタ/ED3638Rレシーバからなる、イーサネットエクステンダシステムです。Power over Link™ (PoL™)は、2つの異なるロケーション間で同軸ケーブルを使い、データと電源の両方を遠距離に伝送します。ケーブルは従来、アナログ監視カメラに使われていた75Ω同軸ケーブルを使用することが可能です。EtherWANのPoLは、ペアからなるED3638T/Rデバイスから構成され、ユーザがエンドデバイスのあるロケーションに、電源をあえて供給することなくイーサネットネットワークのPoE受電装置を接続することを可能にしました。エンドデバイスは、ネットワークスイッチから最大400mの距離で100Mbps、フルIEEE802.3af電力(30W)を供給します。

• ローカル電源の必要性なし：Power over Linkを介して最大1.8㎞以上延長可能
• 広帯域幅：エクステンションデータ最大100Mbps
• 高電力出力：PoE規格による30W出力のエクステンション
• 長距離コネクション：イーサネットを最大2.4Km延長

Power over Link™ (PoL™) は、どのように動作しますか？

ED3638Tトランスミッタは、48VDCから電源供給され、ED3638Rレシーバに電力とデータを伝送します。リンクは同軸ケーブルを使い、100Mbpsの伝送スピードで100mの制限距離があるイーサネット規格に対して、4倍のフル100Mbpsで400mの距離を延長できます。このシステムは、リンクを介して十分な電力をED3638Rに伝送するとともに、イーサネットポートを経由してエンドデバイスにIEEE802.3at(30W)の電力を供給します。この、ED3638T/ED3638Rのペアユニットからなるイーサネットエクステンダは、ユーザが既存のケーブリングインフラを活用することができるだけでなく、IPカメラ、指紋認証やアクセスポイントといった新しいデバイスを、電源ケーブル配線を敷設する必要がなくリモートロケーションに設置することが可能です。下記は、PoLの機能を使用したED3638T/Rペアの完全な機能を提供したテーブルです。

■距離/スピード/PoE 出力リファレンス

ED3638TタイプDIPスイッチを、ライン品質が良好のラインスピード(耐ノイズ性に優れていない場合)を取得するために、Perf(Performance, Up position)に設定します。または、ED3638TタイプDIPスイッチを、標準のラインスピード(耐ノイズ性に優れている場合)を取得するために、Std(Standard, Down position)に設定します。

ED3638T/Rイーサネットエクステンダは、過酷な環境に対応できる堅牢な製品であるため、屋外キャビネットに直接設置することができます。イーサネットエクステンダは、屋外キャビネットからリモートにある屋外キャビネット、または、屋内キャビネットから屋外キャビネットに使用することができます。この結果、システムの設置は、何ら心配なくシンプルになります。ED3638T/Rシステムは完全なプラグ＆プレイのシステムです。ED3638Tをネットワークに接続、ED3638Rをリモートのデバイスに接続、そして、同軸ケーブルを両者に接続するだけです。

■ソリューション