最大4台のイーサネットデバイスをセルラーネットワークに接続することが可能な、OnCell 5000シリーズUMTS/HSDPAまたはGSM/GPRS産業セルラールータ。OnCell 5000シリーズセルラールータは、1台のデバイスでセルラールータ、ファイアウォール、およびスイッチ機能を結合したスタンドアロンタイプのプラットフォームとして、産業界初となる製品の提供です。ルータは、インテリジェント、産業オリエンテッド、M2Mアプリケーションの、セルラーに適合する理想的なマルチ機能セルラー通信プラットフォームを提供します。OnCell 5000シリーズセルラールータは、ソフトバンクが提供するHSDPA通信サービスに対応します。
OnCell 5000シリーズの高い柔軟性のある設計は、LANポートをプライマリおよびバックアップワイヤレスWAN接続性のために、シングルのセルデータアカウントを使用して、セルラーWANに接続することができます。他の重要な機能としては、自動SIMスイッチ切換によるデュアルSIMカードトレーがあります。OnCell 5000シリーズは、いかなる産業アプリケーションにも理想的であり、その中でも環境監視システムおよび交通輸送アプリケーションに最適です。セルラーデバイスは、信号のフェーディング、電波干渉、またはオペレータによる接続の停止により、通信が不安定になるとき、通常セルラーデバイスは警告を発しません。しかし、ルータは必要とするときはいつもセルラー接続が利用できることを保証するために、GuaranLink*をサポートすることにより、MoxaのOnCellセルラールータに関しては、この問題は存在しません。
OnCell 5000シリーズセルラールータは、優れた信頼性を保証するスクリューオン設計の12 ~ 48VDC入力を使用した、堅牢、信頼性が高い、ハイパフォーマンスデバイスです。また、-30 ~ 55℃のワイドの動作温度範囲、アルミIP30保護フォームファクタに収納されています。OnCell 5000シリーズセルラールータは1WANポートを備え、また、4ポートのLANインタフェースは、予期していない電気放電からシステムの安全を保つために、1.5KV電磁アイソレーション保護を備えています。
MoxaのOnCell 5000シリーズは、信頼生が高く安定したセルラー接続性を確実にする、GuaranLinkをサポートしています。GuaranLinkは、必要とするときいつもワイヤレス接続の利用を確実にします。これによりゼロデータ損失とオンデマンドのセルラー通信を実現します。GuaranLinkは、以下の方法でこれを実行します :
最初にGuaranLinkがイネーブルの状況でローレベルの信号を検出すると自動的にディスコネクトされ、次に強力な接続を確立するために再接続します。MoxaのデュアルSIMセルラールータを使用する際、GuaranLinkは自動的に最初のSIMカードのロー/微弱信号のセルラー接続をディスコネクトし、そして第2のSIMカードを使用して、より強力な接続を確立するために再接続します。
2番目のISP初期接続チェック機能は、OnCellがリブートした後にISPと接続を確立することができることを確実にします。
3番目のセルラー接続アライブチェック機能は、例えデータを暫く送らなくてもDNS/Pingをリモートホストに実行することによってセルラー接続のアライブを確実にします。
最後にパケットレベル接続チェック機能は、DNS/Pingリモートホストチェックを実行することによってセルラーネットワークにアクセスできるかどうかを見るためにチェックします。
これらの3つのチェックは、OnCellデバイスのセルラー接続が確認されたことを確かめるために協力して実行します。通信中断は、第2のSIMカードへの切換または、デバイスの再スタートといった、迅速に基本的なトラブルシューティングのレスポンスを実行します。ユーザからの介在がなくても、メンテナンススタッフは、この時間セービングオートメーションのすべてを自動的に行えるようにコンフィギュレーションすることができます。
更に、GuaranLinkは、トラブルシューティングに必要なシステムログを提供します。ノンストップの接続性により、OnCellセルラーデバイスをリモートからトラブルシューティングできます。GuaranLinkがなければ、メンテナンス人員を使用不可のデバイスのトラブルシューティングあるいはリブートのために、リモートサイトに派遣しなければなりません。