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技術情報

Moxa

ミッションクリティカルな監視のための産業用ビデオエンコーダ

  • 2016.05.19
ミッションクリティカルなIP監視に適したエンコーダ

VPort 461Aは、200ms未満の終端間のシステム遅延時間で、アナログビデオをH.264とMJPEGフォーマットにて4つの同時ストリーム* に変換する1チャネル産業用ビデオエンコーダです。ユーザは、IP監視システムのアップグレードのために既存機器を交換するが必要なく、VPort 461Aを容易に既存のCCTVシステムに統合することができます。

特長
  • H.264およびMJPEGのデュアルコーデック
  • 4ビデオストリーム @ 120 FPS*
  • ビデオ遅延時間:200ms未満
  • SDHC/SDXC* サポート(要カード)
  • 2つのイーサネットポートによりカスケーディングまたは冗長性の実現
  • -40~75℃の幅広い動作温度範囲(オプショナル)
  • 双方向オーディオ
  • タンパー警報
  • プレアラーム録画
  • Modbus TCPサポート
  • VPort SDK PLUS (無償)
堅牢な設計
-40~75℃の幅広い温度耐性

VPort 461A H.264ビデオエンコーダは、-40~75℃の幅広い温度耐性、埃、雨に対するIP30保護等級、産業認証(UL60950)だけでなく、EMI/EMS規格を含む広範囲の堅牢な産業機能をサポートする過酷な環境用に設計されています。

5年間保証
5年間保証

製品の信頼性と優れた顧客サービスの提供を実証するため、Moxaのビデオエンコーダは、産業界をリードする5年間保証により保護されています。

4ビデオストリーム @ 120 FPS*
4ビデオストリーム@120 FPS

VPort 461Aは、120FPSで4つの独立したビデオストリームをサポートすることができる、ハイパフォーマンスのコーデックチップを搭載しています。ユーザは、ライブビュー、ビデオ録画、ビデオ分析といったさまざまな目的のために、これらの4つのビデオストリームを利用することができます。これらの4つのビデオストリームは、それぞれ最大D1解像度で最大30FPSをサポートすることができます。

高いビデオパフォーマンス
DynaStream機能

Moxa独自の革新的なDynaStream™機能は、ネットワークの伝送効率を高めるために現在のネットワーク帯域幅のステータスに対応してビデオフレームレートを自動的に変更する設計がされており、ネットワークシステムの管理を容易に行うことができます。さらに、高度なビットレートフロー制御技術を使ったCBR Pro™ が内蔵されており、限られた帯域幅での通信において低いパケットロスを保証し、ビデオ画像のモザイク化が起こりません。

DynaStream技術によるシステムとネットワークの効率化

SDカードへのローカルビデオ録画
SDカードへのローカルビデオ録画

SDカードスロットは、SDカードを介してローカルビデオ録画を行うために、VPort 461Aに組み込まれています。SDHC/SDXC* インターフェースを利用することにより、64GB以上の容量のSDカードをサポートします。ローカルビデオ録画はイベントやネットワークの接続性の障害により発動することができ、ネットワーク伝送やNVRに問題が生じた場合、重要なビデオを保存するセキュリティを提供します。

2つのイーサネットポートによるカスケーディングまたは冗長性の実現

VPort 461Aは、複数のVPort 461Aユニットをカスケード接続するための、2つの内蔵10/100Mbpsイーサネットポートを備えています。カスケード機能は、少ないスイッチポートを使い複数のユニットを接続することができることを意味し、システムのセットアップ時のケーブルコストと、その作業を削減できます。また、優先パスが切断されたとき、中断なくビデオを伝送し続けるためにバックアップパスをセットアップするために使用することができます。

2つのイーサネットポートによるカスケーディングまたは冗長性の実現

Modbus通信の準備
Modbus通信の準備

Modbusは、自動化機器やSCADAシステムにおいて、最も一般的に使用される通信プロトコルの一つです。VPort 461Aは、IPネットワークへの独自な自動化通信を提供する第三世代のModbusプロトコルであるModbus/TCPをサポートしています。MoxaのSoftNVR-IAアプリケーションおよびVPort Gadget(VPort SDKに無料でバンドルされているシンプルなツール) を使用した場合、VPort 461Aは、一般的なIP監視アプリケーションのための強化されたビデオパフォーマンスを提供するだけでなく、OPCおよびActiveXコントロール通信機能を提供します。VPort 461Aは、多くのSCADAやオートメーションシステムとの統合を容易に実現することができるので、産業施設の監視に最適です。

カメラ妨害行為通知のためのタンパー警報

カメラレンズを妨害、方向を変える、焦点を変えるなどのいたずら行為が発生するとVPort 461Aのタンパーアラームが起動して、直ちに管理者にアラートを送信します。

カメラ妨害行為通知のためのタンパー警報

ONVIF互換性
ONVIF互換性

VPort 461Aは、ONVIF仕様に準拠していることで、広範囲にわたるプロトコルを経由して他のONVIF対応セキュリティおよび監視機器と通信することができます。ONVIFとの互換性により、システムインテグレータやエンドユーザは、他のONVIF互換のベンダーの提供するIPベースのセキュリティ製品との統合を容易に行うことができ、設置コストの削減に繋がります。

 

* この機能は、VPort 461Aのファームウェア V1.1のリリース後にサポートされます。

カタログ:ミッションクリティカルなアプリケーションに必要な産業用IP監視ソリューション
ミッションクリティカルなアプリケーションに必要な産業用IP監視ソリューション

Moxaが25年以上にわたり、産業オートメーション分野での専門プレーヤーとして活動する中で学んだ最も重要な教訓の一つは、安全性を確保するために、信頼性が高く高品質な製品を提供することが、いかに重要であるかということです。実際に、IPカメラには、製品開発の各段階での厳格な措置、また、構成材料・部材の選択から完全な製品検査に至るまで、信頼性と品質を確保するためのMoxaのコミットメントが組み込まれています。過酷な環境で信頼性の高いオペレーションを実現するために、Moxaは、顧客の重要な要件を満たすことができる最高品質の、産業用グレードのIPカメラを提供します。

VPort 461A
VPort 461A

Moxaの産業用ビデオエンコーダVPort 461Aは、複数のフルD1 H.264およびMJPEGビデオストリームの伝送を実現する、ハイパフォーマンスIPビデオシステムのためのシングルチャネルビデオエンコーダです。Moxaは、エンドツーエンドのシステムレイテンシ200ms未満のシームレスな表示を提供しています。ONVIF仕様に準拠することにより、システムインテグレータとエンドユーザは、VPort 461Aを既存のIPベースのセキュリティシステムに容易に統合でき、高い相互運用性と導入の柔軟性を提供します。