導入事例

インテリジェント交通システム

Moxa

EV充電システムのリモートメンテナンス - リモート接続の効率化

アプリケーション EV充電システム
カテゴリー インテリジェント交通システム

概要

電気自動車 (EV) の無人充電ステーションチェーンを展開する充電ポイント運営会社 (CPO) は、MoxaのOnCell G4302-LTE4 セルラールーターとMRC Quick Linkサービスを各充電ステーションに導入することで、すべてのシステムを簡単に管理・監視できるようになりました。また、このソリューションにより、システムがオフラインになった場合の現場でのトラブルシューティングを最小限に抑えることができました。

課題・ニーズ

  • EV充電オペレーションを維持するための信頼性の高いデータ収集
  • 複数のシステムを一括監視・保守するためのシンプルで安全なオンライン管理
  • EV充電システムの診断とトラブルシューティングのための使いやすいツール

Moxaのソリューション

EV充電インフラを監視・保守するため、信頼性の高いセキュアなリモート接続を確立することは、ノンストップ運用の鍵となります。常時稼働の充電サービスを保証するために、OnCell G4302-LTE4ルーターは、各充電システムからCPOクラウドへの安定したデータ転送を提供します。デュアルSIM、LTE/イーサネット - WAN冗長性、GuaranLinkセルラー自動復旧機能により、運用の信頼性がさらに向上します。

EV供給装置 (EVSE) のメンテナンスにおいては、OnCell G4302-LTE4がMRCゲートウェイとして機能するため、CPOはMRCクラウドを通じてすべての接続システムを遠隔監視し、充電インフラストラクチャーの状態を把握することができます。

  • CPOおよびEVSEプロバイダーがEVSEの診断とトラブルシューティングを行うためMRCゲートウェイにアクセスするとき、MRCサーバーがアクセス制御のカスタマイズを可能にします。
  • MRCのアクセス制御は、専用のアクセスアカウントとリモートアクセス用のタイムスロットを介してCPOが管理します。
  • EVSEエンジニアは、MRCクライアントソフトウェアを使用して、どこからでもEVSEにリモートアクセスし、トラブルシューティングを行うことができます。
EV充電システムのリモートメンテナンス - 構成図

導入の効果

  • 充電サービスの運用とEVSEメンテナンスのためのデータ分離
  • クラウドベースのMRC Quick Linkによる安全なリモート管理とサービスの拡張性
  • IT部門以外のCPOスタッフでも、MRC Quick Linkサービスを介してデバイスへのオンデマンドリモートアクセスを簡単に設定し実行することが可能

製品紹介

OnCell G4302-LTE4シリーズ
OnCell G4302-LTE4シリーズ - 製品画像
産業用 LTE Cat. 4 セルラールーター
  • EU、US、AU帯域を含むグローバルLTE 4接続をサポート
  • Verizon、AT&T、PTCRB、ICID、RCM、TELEC、KCなど、グローバルな無線と通信事業者をサポート
  • データ暗号化とリモートアクセス制御のためのMRCサービスをサポート
  • LTE/イーサネットからWANへのフェイルオーバーをサポート
  • 動作温度範囲:-30~70℃
製品詳細