海洋および沖合アプリケーションの産業用イーサネット技術

製品・技術情報

海洋および沖合アプリケーションの産業用イーサネット技術

大型船舶、洋上風力発電、沖合石油掘削プラットフォームなどの
アプリケーション近代化に必要不可欠

2010.10.26

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イーサネット

船舶のエンジン監視システム

船舶で最も重要なシステムは、エンジンシステムです。エンジンシステムが損傷、あるいは適切に稼動しないと、船舶は航行に重大な支障をきたします。例えば、船が航路をはずれ浅瀬の暗礁に乗り上げることもあります。今日、大半の船舶は、ディーゼルエンジンを使用しています。ディーゼルエンジンは馬力があり、メンテナンスが容易かつ燃料消費が少ない特徴があります。ディーゼルエンジン・システムの重要な部分は、潤滑油システムと水冷式システム、ギア、トランスミッション、プロペラシステムからなります。エンジンシステムが適切に動作することを確実にするには、船の整備士が、エンジン温度、入力/出力圧力、タコメータ、ノットといった、多くの異なる項目の状況を把握してなければなりません。これらの情報は、システムの制御および監視を行う指揮官あるいはオペレータがいる、コントロールセンタに送ります。

推奨するソリューション

多くのタイプのデバイスは、適切にエンジンの状態を収集し、指揮官またはオペレータに提供します。通常、コントローラ、センサ、トランスミッタ、信号発生器は、エンジンの状態を監視するために、エンジンの主要な部分に取り付けます。これらのデバイスは、異なるタイプの情報データを収集してRS-232C/485インターフェースを通して送られます。シリアルデータ信号は、イーサネットネットワークに接続するために、デバイスサーバでイーサネット信号に変換します。この方法で、エンジンに関するすべての状況はコントロールセンタへ送り、コントロールおよび監視、更に分析を行うためにイーサネットを介して実行します。

監視デバイスが異常状況を検出すると、予めセットしたアラームをトリガして、管理者あるいはオペレータに通知します。同時に、詳細な情報はイーサネットネットワークを通してコントロールセンタに送られます。監視デバイスをイーサネットネットワークに接続することによって、エンジン情報を直接コントロールセンタに送ることができます。このように、少ない乗組員で船内のエンジンを監視できるので、総合的な監視およびメンテナンス手順をより効率的に実行できるようになります。

何故Moxa？

Moxa EDSシリーズ産業用イーサネットスイッチは、海洋認証および主要な産業認証を取得しているので厳しい船舶環境における信頼性のあるオペレーションを確実にします。
Moxa Turbo Ringは、20ms以下の高速リカバリタイムのメディアリダンダンシをサポートする信頼性の高い安定したネットワークを提供します。
Moxa EDSマネージドスイッチは、ユーザ設定によるイベントのe-mailおよびリレー警報を発生します。
EDS-508AおよびEDS-726は、異なるデッキから船内の中央制御室までの長距離伝送を支えるファイバーオプティックポートをサポートします。
EDS-508AおよびEDS-726シリーズスイッチは、過酷な船舶環境に耐えられる動作温度0 ～ 60℃をサポートします。(Tモデルは、-40 ～ 75℃をサポート)。