リモートサイトに設置された複数のデバイスを含むシステムは、ソリューションプロバイダにとって大きな課題です。広範囲のエリアに分散された複数のヘッドレス組込コンピュータを使用する産業アプリケーションの場合には特にそういえます。そうした種類のコンピュータは、通常ネットワークを通してアクセスできますが従来のリモート管理オプションは、多数の組込コンピュータを管理するには不向きです。
ネットワークを通してリモートの組込みコンピュータを管理する最も一般的な方法の1つにTelnet/SSHを使用する方法があります。ただし、この種の管理の主要な欠点の1つは、一度に1台の組込コンピュータにしかアクセスできません。また、Telnet/SSH接続を確立するためには組込コンピュータのIPアドレスを入力しなければなりません。どの組込コンピュータにどのIPアドレスを関連付けるか常に追跡することはまさに悪夢のような話です。
組込コンピュータを管理する別の方法は、コマンドラインから作業する方法です。この作業は、ネットワークを通して行えますがファイルの管理とランプログラムの実行に必要なすべてのコマンドを記憶することは、至難の技であると殆どの管理者が感じています。複数のコマンドを1つのテキストファイルに結合したスクリプトファイルは、コマンドライン方式を自動化するために使用できますが管理者が数百台以上のマシンを管理する場合でなければこのオプションは時間がかかり過ぎます。
Moxa Device Manager(MDM)は、インターネットを通してMoxaのeasy-to-use組込コンピュータを管理するために便利なリモート管理ツールです。Moxaの組込コンピュータは、オンサイトのデータ収集および産業用コントロール・アプリケーションに使用できるリモートサイトの優れたフロントエンドコンピュータとなります。MDMは、システム管理者がリモートサイトの組込コンピュータを容易に管理できるように設計されています。MDMの主要な利点の1つは、ネットワークの設定、テキストおよびバイナリファイルの管理および送信、プロセスの監視および制御といった管理タスクをWindowsベースのユーザーインタフェースを使ってオペレーションできることです。更に、MDMは、異なるモデルの組込コンピュータおよび異なるオペレーティングシステムを使用する組込コンピュータのすべてをセンターに配置された1台のコンピュータから管理するために使用できます。夫々の組込コンピュータにMDMエージェントがプリインストールされているのでコンピュータは、統合されたMDMツールを使って1台のPCから認識および管理ができます。これらの機能は、MDMが1台のコンピュータからすべてのリモートデバイスを管理する効率的なツールをシステムインテグレータに確実に提供するのに役立ちます。 異種のコンピュータシステムの管理に加えMDMツールおよび任意のMDMエージェント間のトラフィックは、暗号化されます。この機能は、システムから送信されるデータを保護することができます。ユーザは、ネットワークを使ったデータ送信に通常ついて回るリスクを心配せずにリモートデバイスを快適に管理することができます。
リモートコントロールおよび管理
Easy-to-useユーザーインタフェース
コマンドラインによるフレーなコンフィギュレーションおよびメンテナンス
Moxa Device Managerは、MDMエージェント、MDMツール、MDMゲートウェイを備えています。
Moxa Device Managerのパッケージは、MoxaのWebサイトの"Support&Downloads"ページから
ダウンロード ができます。