製品・技術情報
スマート変電所のためのIEEE 61850プロトコル/IEEE 1588v2ソリューション
スマートグリッド変電所への接続
- 2011.11.08
インテリジェント変電所
オートメーション化した変電所
ローカルインテリジェントノードを加えることは、より効率的で信頼性の高いネットワークを構築することができます。スマートグリッドは、セルフヒーリング（自己治療）および適応性のあるシステムの構築に通信、コンピューティング、電力エレクトロニクスを使用します。スマートグリッドは、消費者であるエンドユーザ、ビジネス、産業レベルとの"インタラクティブ"な通信ができるので何かの非常事態が生じるまでただ待つ代わりに、この事態を予測して防止するために使用することができます。
インテリジェント変電所は、どのようにスマートグリッドに適合しますか？
送電および配電に必要な自動化された管理システムがオペレーションしている間に電力供給制御センターは、電力網を管理します。意思決定と情報は、電力消費量、配電盤の操作、情報の収集のリポートによりインテリジェント変電所で処理され意思決定が電力供給制御センターにフィードバックして送られます。
IEC 61850およびIEEE 1613 認証
変電所で使用するLANおよびシリアルポートは、システムで使われるハードウェアの全てについて物理的および機能的に信頼性のある厳しい条件を必要とします。IEC 61850およびIEEE 1613規格は、変電所で使われるネットワーク機器のEMI免疫とエラーフリーの通信要件に対する高い規格を定義しています。IEC 61850およびIEEE 1613認証され保証されたMoxaの変電所イーサネットスイッチおよび組込コンピュータは、様々な環境要因に対して保護されています。
産業組込コンピュータおよびイーサネットスイッチの重要な役割
より効率的で信頼性のあるネットワークを備えたインテリジェント変電所は、既存の多くのレガシーデバイスとの接続のために、複数のシリアルポートを備えた強力な組込コンピュータによるプロトコル変換、データ収集、数値コンピューティング、データ配信、リモートデバイス監視および管理といった、複数のフロントエンドタスクを実行する必要があります。産業イーサネットスイッチは、IEC 61850ベースの変電所自動化システムの基本的な構成要素であり、EMIの脅威などの課題がある状況下で絶対的な信頼性および継続したオペレーションを 実行しなくてはなりません。
インテリジェント変電所のセグメント
インテリジェント変電所は、3つのカテゴリに分類することができます：ユーティリティ変電所、産業用変電所、商用変電所
カテゴリは、電圧レベル、全体的な規模により差別化されています。
- ユーティリティ変電所
- ユーティリティ変電所は、高電圧、大規模消費および大規模のオペレーションが要求されます。高電圧は、大規模工場または大規模の公共輸送システムに必要であり配電過程のトップを占めるものです。電圧は、500KV以上の可能性があります。この種の変電所は、多くはありませんがこれらの高い需要を満足させる必要があります。
- 産業用変電所
- 産業用変電所は、最も一般的です。必要とする電圧は、約220KVで中規模工場または商業ビルディングのために使われます。
- 商業用変電所
- 商業用変電所は、電圧レベル約100～110KV電圧レベルを必要とします。ストアーまたは住宅地といった小規模の運用のために使われます。
■ 詳しくは関連ページ「スマートグリッド/インテリジェント変電所」をご覧ください。