ロケーション/国 | USA |
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米国運輸省は、ある州のいくつかの交差点の交通信号システムをアップグレードすることを決定しました。この中の重要な要件の1つは、IPベースのネットワーキングシステムのセットアップをすることであり、その結果、インターネット経由で交通信号の管理および監視できるようになりました。さらに、同じネットワークを介してIP CCTV監視システムを統合することを考えました。しかしながら、交差点間にイーサネットケーブルを敷設するには、交差点間の距離があまりに離れているため費用的な制約から予算的に無理であり、いかに経済的にIPネットワークをセットアップするかの問題に直面してしまいました。 最初にソリューションエンジニアは、ファイバケーブルについて検討しました。しかし、ファイバケーブルの場合、新しいファイバケーブルの導入にあたり、地中に埋設あるいは架線工事することに伴う困難さから実行可能な選択肢ではありませんでした。その結果、交差点間の1~2kmに既にインストールされ使われている既存の2線式の電話グレードのカッパーケーブルを再利用することを決めました。課題は、ネットワークが十分に速く、十分な信頼性の高い交通信号とIPカメラの両方からのネットワークパケットを処理することをいかに確実にするかにありました。
(*)VDSL2技術を使用し、接続間距離が<300mの場合の理論的データレート。実際のデータレートは、 環境状況により変化します。