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技術情報

Moxa

産業用コンカレントデュアルワイヤレス通信技術

  • 2013.03.19
ゼロワイヤレスパケットロスを実現するコンカーレントなデュアルワイヤレス通信
ミッションクリティカル/セーフティクリティカルシステムに必要なゼロパケットロスを実現するコンカレントデュアルワイヤレス通信

配線工事が困難な環境においてミッションクリティカル/セーフティクリティカルシステム運用の際にワイヤレス伝送中に生じるパケットロスがシステムの安全性と信頼性を損なう深刻な問題を起こす可能性があります。MoxaのAWK-6222およびAWK-5222は、独自のコンカレントデュアルワイヤレス技術により産業アプリケーションにおいてゼロパケットロスを実現することができます。

AWK-6222およびAWK-5222に搭載された2つの独立したワイヤレスモジュールから同時に送信する2つの異なるチャネルにより電波干渉のない重複したパケットを送信します。これは、1つのワイヤレス接続が他からの電波干渉などで中断を余儀なくされる場合でも、もう一方のワイヤレス接続がシームレスなフェイルオーバーを提供することができることを意味します。

AWK-5222の信頼性は、SafetyNETp 認証で認定されたリアルタイムイーサネット接続性を実現する耐電波干渉機能を備えています。Moxaのコンカレントデュアルワイヤレス技術によるパケットロスゼロ通信は、レーテンシを許容しないアプリケーションにその威力を発揮します。

コンカレントデュアルワイヤレス通信技術
コンカレントデュアルワイヤレス通信技術
サクセスストーリー
風力発電タービンシステムの中断のない通信を実現したコンカレントデュアルワイヤレス冗長性
  • ロケーション:中国
  • アプリケーション:風力発電タービンの監視および制御
  • ユーザの要件:風力発電タービンの監視および制御に必要な中断のない通信を実現する信頼性の高い冗長ワイヤレスネットワーク
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パケットロスに脆弱な従来のアプローチ

ワイヤレス通信の課題は、コリジョン、微弱な信号および電波干渉があります。これらの要因は、伝送中のパケットロスの原因となり、ミッションクリティカルシステムの安全性と信頼性を大きく損ないます。1つの電波しか使わないシングルワイヤレスソリューションは、クライアントが電波干渉によりパケットの受信が妨げられたときにパケットロスが起こります。

典型的なシングルワイヤレス
(電波干渉に脆弱でパケットロスが発生)

シングルワイヤレス

典型的なデュアルワイヤレス
(チャネル切換間のパケットロスが発生)

デュアルワイヤレス
製品の特長

屋内

AWK-5222

デュアルワイヤレス屋内AP/ブリッジ/クライアント

AWK-5222 SafetyNET p認証

屋外

AWK-6222

デュアルワイヤレス屋外AP/ブリッジ/クライアント

AWK-5222

干渉に対する免疫

  • コンカレント2.4および5 GHz伝送

完全な冗長性

  • 2つのワイヤレスモジュールによるワイヤレスの冗長性
  • RSTP経由のイーサネットの冗長性
  • デュアルDC入力およびPoEによる電源の冗長性

冗長ローミング

  • Turbo Roaming + コンカレントデュアルワイヤレス技術

産業用の堅牢性

  • IP68保護等級のハウジング(AWK-6222のみ)
  • -40~75℃動作温度
  • 伝送距離最大10km

認証

  • 車両EN 50155/50121-3-2
  • 沿線:EN 50121-1/50121-4
  • 重工業:EN 61000-6-4/61000-6-2
  • SafetyNET p認証:(AWK-5222のみ)