PRP/HSRプロトコルの統一された規格があるにもかかわらず、ネットワーク管理インタフェースの規格はありません。マネジメントミドルウェアを組み込んだネーティブPRP/HSRマネジメントサーバを使用すると、1つのシングルマネジメントプラットフォーム上の様々なデバイスからすべての生データを収集、分析および統合できます。この結果、これまで以上にネットワーク診断、トラブルシューティングおよびデバイス監視が容易になります。
ビルトインPRP/HSRマネジメントミドルウェアは、異なる通信プロトコルを使用する変電所の様々なデバイス(例えば、IED、組込コンピュータ、イーサネットスイッチ)の接続を可能にするSNMPおよびMMSインタフェースの両方をサポートしています。ミドルウェアとパワーSCADAの統合は、MMSプロトコルを介してデータが変電所のパワーSCADAシステムに使われまた読み込まれることをより容易にします。変電所のオペレータは、パワーSCADAのビジュアルツールを使用することでPRP/HSRシステム内のすべてのデバイスの管理を容易に行えます。更に、どの単一障害点(SPOF)もパワーSCADAのダイアグラム上に表示できるので、トラブルシューティングが簡単になり、SASまたは他のどのPRP/HSRアプリケーションもより信頼性を高くしそして安定にします。