製品・技術情報
産業用Fieldbusとイーサネット間のゲートウェイソリューション
- 2016.03.10
複数のデバイスを処理するために必要な10倍高速のゲートウェイ
高密度Modbusゲートウェイは、1つのModbusネットワーク上に同時に最大240のデバイスを接続することができます。なおかつ、所定の時間内にすべてのデバイスデータの受信を保証する必要があります。また、1つのゲートウェイに多くのデバイスが接続するためネットワークの冗長性を考慮する必要が当然生じます。複数のデバイスを導入する場合、MGate MB3660-8/16シリーズは、以下の魅力的な機能を提供します：
- アクティブポーリングを使い10倍高速のパフォーマンスを実現
- 冗長性を考慮して設計されたデュアルネットワークインターフェースおよびデュアル電源モジュール
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8/16 Modbusゲートウェイ
MGate MB3660-8/16
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- 電力監視およびデータセンター
アクティブポーリングを使い10倍高速のパフォーマンスを実現
複数のデバイスデータの読込みを処理する場合、はじめに複数Modbus TCPの同時接続を考慮する必要があります。16ポートのModbusゲートウェイでは、16 Modbus TCP接続を使用する必要がありますが、これはSCADAのリソースとネットワーク帯域幅をかなり浪費することになります。MoxaのMGate MB3660-8/16シリーズは、よりスマートな方法にて複数のデバイスの処理を行います。この方法は、すべての情報をアクティブに収集するためにフロントエンドコントローラとして機能します。この革新的な技術により、ゲートウェイに数百のModbusコマンドを設定する時間の無駄をなくすことができます。また、低速なシリアルデバイスからのレスポンスを待たずに先読みデータ（pre-read data）により直ちにSCADAリクエストを返信することができます。MB3660-8/16使用すると、Moxaのゲートウェイは、従来のラウンドロビンポーリングメカニズムに比べて10倍以上高速なパフォーマンスを提供できます。
デュアルネットワークインターフェースとデュアル電源モジュールによる冗長性
ネットワークの冗長性は、今日の産業用オートメーションシステムにとって不可欠です。ネットワークの冗長性を備えていなければ、予期しないデータの損失により企業の財務上の損失、コンプライアンス問題および競争優位性にダメージを与えることに繋がります。MoxaのMGate MB36608/16ゲートウェイは、デュアルネットワークインターフェースを備えており、メインのIPが切断された場合に、ゲートウェイが直ちにバックアップIPアドレスに切り替えます。この機能は、SCADAの設定を変更することなく実行可能なので、エンジニアにとって大きなプラスとなります。2つの物理ネットワークは、PLCをゲートウェイに接続します。そして、1つのネットワークが何らかの理由で切断された場合、SCADAシステムは、中断することなくバックアップネットワーク接続を介してゲートウェイと通信することができることからダウンタイムを低減しシステム全体の信頼性を高めることができます。またMGate MB36608/16ゲートウェイは、現場での電源供給の完全な喪失を防ぐためにバックアップ電源の接続をサポートするデュアル電源モジュールを備えています。ネットワークおよび電源の冗長性は、システムを構成するデバイスのリアルタイムなステータス更新が必要な、データセンターの電力監視、および石油・天然ガス環境の監視といったステータス監視アプリケーションに特に重要な役割を果します。
