ACCにより、鉄道事業者は、新しいメンテナンス作業を導入したり、セキュリティの脆弱性を心配することなく、ワイヤレス車両間リンクによる優れた運用性やコストパフォーマンスの恩恵を享受することができます。ACC対応機器はどの車両に搭載しても、一度設定すれば、列車の編成が変わっても自動的にリンク構築を行いますので、車両の再編成のたびに、手動でAP設定を変更する必要がなくなりました。ACC技術は、エラーのない正確なブリッジリンクをインテリジェントかつダイナミックに構築して、列車全体にわたってブロードバンド通信を提供し、また、WPA/WPA2の暗号化による高度なネットワークセキュリティを維持します。さらに、ACCはAWK-3131/4131-M12-RCCシリーズの802.11nに対応しているので、高いスループットのアプリケーションにも導入することができます。
鉄道の運転条件を改善するために特別に設計されたMoxa独自のACCは、いかなる列車編成の変更にも適応することができます。WDSとは異なりACCは、WPAとWPA2との高いネットワークセキュリティを維持しつつ、自動的に新しいワイヤレスブリッジを形成するので、一度それぞれのAP設定をすれば、車両の再編成のたびに手動で設定変更する必要はありません。さらに、タイムアウト時間を設けることで、2つの車両が確実に連結されたかを確認し、不必要な接続を防止しています。ACCは現場でのヒューマンエラーを最小限に抑えることができます。