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【Liverock Technologies】 IoTのエッジコンピューティングをタフに支える、業界初のPoE給電機能搭載モバイルゲートウェイ(Coral Edge M7000/Coral Edge V7000)

  • 2016.05.18

VP-IR2

■LTE対応インテリジェントゲートウェイ「 Coral Edge」(コーラルエッジ)
背景

「厳しい外部環境下で障害が多発する」、「障害時に現場へ駆けつけるのは多大な負担になる」、「IPカメラも接続したい」、「エッジ側にアプリを簡単に搭載したい」といった、運用してわかるIoTシステムの課題に応えるために「Coral Edge」を開発しました。

製品の概要

Coral Edgeは、産業用IoTシステムに最適な、タフでインテリジェントなモバイルゲートウェイです。広い動作温度範囲と動作電源範囲、ノイズや瞬停に強い電源回路をもち、障害発生時に自律回復するSSR(Self Sustaining Recovery)機能を装備。過酷な屋外や車載環境でも安定した動作を実現します。加えて、モバイルゲートウェイとして業界で初めてPoE(Power over Ethernet)対応機器への給電機能を搭載、PoEハブなしでIPカメラを直接接続できます。通信モジュールには、u-blox社のLTE/3G対応TOBY-L2シリーズを採用、モバイル回線と有線回線に対応したルーティング機能を装備しています。また同社のGPSモジュールも標準搭載し、正確な位置・時刻情報を提供します。デバイス側のハードの制限を気にせずにインテリジェントなアプリを搭載できるリッチなハードリソースを装備すると共に、Oracle Java SE Embedded 8も標準搭載しています。太陽光発電システムやコインパーキング、車載装置、社会インフラなどの遠隔監視・制御用モバイルゲートウェイとして最適です。

主な仕様
仕様項目 Coral Edge M7000 Coral Edge V7000
ハ|ド
ウェア
仕様
PoE給電(IEEE 802.3af)
CPU ARM Cortex-A8 799MHz
RAM 1GB
NOR FLASH 4MB
NAND FLASH(SLC) 512MB
eMMC 8GB
GNSS GPS
モバイル回線 LTE、3G
インターフェース Gigabit Ethernet 2ポート、コンソール、RS-232C、RS-485、SDカード、USB2.0、DIO(2x2)
アンテナ SMA(LTE)×2、SMA(GNSS)×1
サイズ 約175mm×107mm×30mm ブラケットを除く
重量 約390g 約430g
電源仕様 DC 5~32V DC 10.8~32V
消費電力 スリープ状態 約0.6W、
ノーマルモード 約3W、最大10W
スリープ状態 約0.6W、
ノーマルモード 約3W、最大25W
動作温度 -30℃~+70℃(結露無きこと) -30℃~+60℃(結露無きこと)
保存温度 -40℃~+80℃
ソフト
ウェア
仕様
OS Linux 3.14
基本プロトコル ARP、IPv4、UDP、TCP
接続プロトコル IPCP(IPv4)、PPP(IPv4)、PPPoE(IPv4)
動的IPアドレス DHCPv4(サーバ・クライアント)
ドメイン名解決 DNS(リレー・クライアント)
ルーティング スタティックルーティング
アドレス変換・ポート NAT・NAPT(送信元・送信先)
VPN IPsec
時刻同期 NTP、GPS
セキュリティ パケットフィルタ
開発キット(SDK) gcc-4.9.2、binutils-2.25、Oracle Java SE Embedded 8、
Oracle Java SE Embedded suite(オプション)
対応ディストリビューション 独自ディストリビューション、Debian jessie
4つの特長
1. 過酷な環境でも安定稼働します。
Coral Edgeは、環境に強いLTE対応インテリジェントゲートウェイです。 動作温度範囲は、-30℃~+70℃(※1)。厳しい外部温度の環境下でも、安定して稼働します。動作電源範囲もDC5V~32V(※2)と広く、電圧変動、ノイズ、瞬停への対応も強化されているため、電源環境の悪い屋外現場や車載でも安定した動作を実現します。
  • ※1 当仕様はM7000のもので、V7000は-30℃~+60℃を保証しています。
  • ※2 当仕様はM7000のもので、V7000はDC10.8V~32Vを保証しています。
2. 障害時に自律回復するSSR機能を搭載しています。
Coral Edgeに搭載されたSSR(Self Sustaining Recovery)機能は、温度変化や入力電圧変動、モバイル電波環境の変化など、さまざまな要因で発生する障害に対し、自力で再起動や再接続を行います。このSSR機能は、SDカードや通信モジュール、各インターフェースに接続された機器にも適用され、障害発生時に現場に駆けつける負担を大幅に軽減します。
3. 業界初のPoE給電機能を搭載。IPカメラへの給電と電源再起動を可能にします。
Coral EdgeV7000は、PoE(Power Over Ethernet:IEEE802.3af)対応のLANポートを搭載。PoEハブを使わずに、IPカメラに直接電源供給できます。また、SSR機能で常時IPカメラの死活を監視することで、ハングアップした場合でも供給電源をOFF・ONしてIPカメラを再起動させることが可能(国際特許出願中)。屋外設置時でも安定した運用ができます。
4. リッチなハードウェア環境を提供します。
Coral Edgeは、OSにLinux 3.14を採用。エッジアプリケーションの動作に必要な豊富なハードウェアリソースを装備し、エッジコンピューティングを強力にサポートします。Oracle Java Embedded SE8を標準搭載することにより、サーバ上で開発したJavaアプリ資産を容易に流用できます。
製品カタログ

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IoT のエッジコンピューティングを支えるLTE 対応インテリジェントゲートウェイ 『Coral Edge M7000/V7000』
過酷な環境でも安定稼働し、障害時に自律回復するSSR 機能を搭載。監視カメラによるセキュリティ対策や太陽光発電プラント、コインパーキングの監視・制御用途での利用が可能です。