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16ポートKVM over IP オムニバス・ゲートウェイ
IT/OTの融合がイノベーションの最前線にある現代のビジネスにおいて、持続可能性は極めて重要な要素です。この融合により、競争力が高まるだけでなく、特にデータのセキュリティーとネットワークの稼働時間に関する市場要求への対応力も向上できます。業界のデジタル化に伴い、ITとOTの相乗効果を強化するサイバーセキュリティーの役割は非常に重要になっています。
The DigiKVM™ – KG0016 は、このようなデジタルシフトを形にする製品です。このオールデジタルKVM over IPオムニバス・ゲートウェイは、サーバールームやデータセンターなどでデジタル変革を推進します。本製品によりセキュアなポータルを通じてリモートサーバーへのアクセスと統合管理が実現できます。接続されたKVM DigiProcessorのデータ信号の種類を問わず、全ての伝送がデジタル化・保護されるため、映像による監視が高い視覚的精度で、かつ迅速に行えるようになります。
オールデジタルのKVM over IPソリューションは、堅牢なセキュリティーと汎用性の高いOS互換性を備えています。また、アウトオブバンド(OOBM)接続による信頼性の高い手段を提供することで、特に帯域内接続が侵害された場合に備えたリモートITアクセス管理が可能です。本ソリューションの導入により、地理的に分散した企業のIT部門はサービスを迅速に復旧し、業務のダウンタイムを最小限に抑えられるといったメリットが得られます。
KVM over IPオムニバス・ゲートウェイとKVM DigiProcessorを導入すると、生産ラインで収集された機器データをリモートコンソール経由でリアルタイムに監視・処理できるため、作業のために生産ラインやクリーンルームへ出入りを繰り返す必要がなくなります。このアプローチでデジタルツイン・モデルを構築して、生産ラインのプロセスを合理化し最適化することで、製造のデジタル化が促進されます。
管理ネットワークと生産ネットワークを分離すると、ITオペレーターは生産ネットワークのダウンタイム中に、管理ネットワークに接続されたKVM over IPオムニバス・ゲートウェイからトラブルシューティング(例:ソフトウェアのパッチ適用、イメージのアップデート、再起動など)や、BIOS経由でのサーバーのシステム保守をタイムリーに行うことが可能になります。この方法はエンドツーエンドでデータとワークフローを安全に保ちながら、不測の事態における緊急措置としての役割を果たします。
クローズドシステムに独自のOSを搭載しているKVM over IPオムニバス・ゲートウェイは、追加のソフトウェアのインストールや設定を必要とせずに、セキュアなシングルポータルを提供してPC/サーバーに対するBIOSレベルの接続を一元化します。全てのサーバーは、Java不要のHTML5 WebClient ビューアまたは高度なWinClientビューアを介してリモート アクセスすることができ、TLS 1.3 および FIPS 140-2 Level 1による暗号化で保護されたオールデジタルKVM over IP データ送信を実現します。
オールデジタルのKVM over IPオムニバス・ゲートウェイを使用すると、最大16名のリモートユーザーが、いつでも、どこからでも、接続サーバーに対してリアルタイムで同時アクセスできます。サーバー接続を最大100m離れた場所まで延長しても、キーボード・ビデオ・マウスのスムーズな同期により、優れたFHD映像とスピーディーなユーザー・エクスペリエンスを提供します。
Panel Array Mode™ Live+ でリアルタイム監視が簡単になります。専用サーバーのコンテンツが24ビット True Colorで最大1920×1200@60Hzの制御ビューウィンドウに表示され、全てのサーバーから出力されたビデオが必要に応じて可変のマルチビューのグリッドレイアウトで表示されます(最大4×4)。制御ビューとアレイビューの両方でビデオが非常にスムーズにライブストリーミングされるため、状況認識に最適な環境が整えられます。
メディアをリモートサーバーにマッピングして、タイムリーにトラブルシューティングすることで、出張コストを削減し、MTTR(平均修復時間)を最小限に抑えることができます。標準的なIP-KVMスイッチの10倍のスピードで処理できる優れたデータ転送速度(読み取り:265Mbps、書き込み:188Mbps)により、ファームウェアのアップグレード、診断テスト、ファイル転送、およびソフトウェアとアプリケーションのパッチ適用といった作業を、どのコンソールからでもスムーズかつ迅速かつ簡単に実行することができます。
オムニバス・ゲートウェイに4基搭載されているサーバーグレードのスマートファン・モジュールは、全体的なエアフロー効率を促進してシステムの信頼性を強化します。システムがアイドル状態または負荷が軽い場合、ファンは40dBA未満の低いハム音で動作します。さらに、フロントパネルのボタンを使用すると、デバイスの設定やシステムの再起動を迅速に行うことができます。また、ボタンからロックを掛けることで、不正アクセスからシステム設定を保護することもできます。
KVM DigiProcessor は、VGA・DVI・HDMI・DisplayPortの各種インターフェースのモデルをラインナップしています。同等の製品に比べて25%軽量で、サイズは1/4となり、ラック内サーバー接続が最適化されます。曲げ防止のSRマウント用ハンガーにより、ラック内の設置が柔軟かつ安定して行えます。また、ラックへの結束時におけるデバイスの脱落防止のために、へこみ溝を本体の両側に設けています。さらに、システムの信頼性が確保できるように、放熱フィンのエアフロー効率を高めています。
オールデジタルKVM over IPは、包括的なサーバー管理によるシームレスなIT/OT統合を促進し、デジタル変革に向けて加速する各種産業アプリケーションに最適なソリューションです。
ITインフラの管理
情報の可視化
生産ラインの自動化
リモート監視・制御
KVM over IP オムニバス・ゲートウェイ KG0016は、最大16台のサーバーに対してネットワーク経由でのアクセス・監視・制御が行える製品です。従来のIP-KVMスイッチとは異なり、クライアントユーザーからサーバーまで一貫したオールデジタルKVM構造を採用しており、長距離延長でも安定したスムーズなビデオ表示を保証します。全てのサーバーステータスを同時に監視し、コントロールビューで特定のサーバーを制御するのに便利な機能を備えているため、サーバールーム、データセンター、コントロールルーム、ブロードキャストなどのアプリケーション、および製造ラインといった環境におけるシステム管理への導入に適しています。
注意:より堅牢な管理と制御が実現できるよう、WinClientアプリの使用を推奨します。パフォーマンスと使用状況は、ユーザーのハードウェア構成によって異なる場合があります。8GB以上のRAM、デュアルコアCPU、およびOpenGLをサポートするグラフィックカードが必要です。また、使用するブラウザーが最新であることをご確認ください。
コンソール接続数 | |
ローカル | N/A |
---|---|
リモート | 16 |
コンピューター接続数 | |
ダイレクト | 16 |
ポート選択 | |
ポート選択 | GUI |
コネクター | |
USBポート | USB Type-A メス×2(将来的な拡張用に予約済み) |
KVMポート | RJ-45 メス×16 |
SFP+アップリンクポート | SFPスロット×2 |
シリアル | RJ-45 メス×2(将来的な拡張用に予約済み) |
電源入力 | IEC 60320 C14×2 |
入力 | 2ピン DI×2(将来的な拡張用に予約済み) |
リレー | 3ピン リレー×2(将来的な拡張用に予約済み) |
スイッチ | |
リセット | ピンホール型スイッチ×1 |
電源 | ロッカースイッチ×2 |
LED | |
KVMポート | 16(Green) |
電源 | 2(Green) |
パネル仕様 | |
サイズ | 1.6インチ |
解像度 | 128×64 |
プッシュボタン | |
選択 | ボタン×3 (Up、Down、Enter) |
エミュレーション | |
キーボード/マウス | USB |
解像度 | |
リモート | 1920×1200 @ 60Hz |
消費電力 | |
消費電力 | AC110V:34.1W:117 AC220V:34.6W:118 |
電源仕様 | |
電源仕様 | 100~240V、50~60Hz、1A |
動作環境 | |
動作温度 | 0~40℃ |
保管温度 | -20~60℃ |
湿度 | 10~80% RH、結露なきこと |
ケース | |
ケース材料 | メタル |
重量 | 6.43 kg |
サイズ(W×D×H) | 433.6×379×44 mm |