石油・ガス
石油掘削装置のリアルタイムリモート制御を実現
アプリケーション | 産業用ネットワークプロトコル:EtherNet/IP |
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アプリケーション | 石油掘削装置 |
カテゴリー | 石油・ガス |
概要
掘削作業では、ビットにかかる重量、土壌への貫入速度、掘削泥水の特性など、さまざまなパラメーターの継続的な監視が求められます。このデータは、分析と意思決定のためにリアルタイムでコントロールルームへ送られます。掘削作業の中断の可能性を考慮すると、ネットワークの冗長性は極めて重要です。光ファイバーケーブルは、優れたノイズ耐性と電磁妨害耐性、および長距離伝送が可能であることから、最適な伝送媒体です。自動化とデジタル化の進展に伴い、機密性の高い作業データを不正アクセスから保護することも重要な課題です。さらに、掘削制御ネットワークは、掘削中の状況をリアルタイムでモニタリングするマッドロギングシステム、安全システム、坑井管理システムなど、リグ上の他のシステムと統合する必要があります。これには、EtherNet/IPなどの産業用プロトコルで動作する既存インフラストラクチャーとの相互運用性が求められます。
課題・ニーズ
- 高帯域幅と低遅延による、瞬時の分析と意思決定のためのリアルタイムデータ交換
- 過酷な掘削環境下でのアプリケーションに必要な、強靭なネットワーク耐障害性
- サイバー攻撃を防ぎ、システムの完全性を維持するためのデータ保護
Moxaのソリューション
Moxaのネットワークソリューションは、石油掘削現場で頻繁に発生する極端な気温変動、雨、埃、その他の過酷な環境に耐えるよう設計されています。EDS-G4014シリーズ マネージドスイッチとMGate 5105-MB-EIPシリーズゲートウェイは、CID2、ATEX、IECEx認証を取得しており、爆発性雰囲気下での安全なオペレーションを保証します。データレベルでは、MGate 5135シリーズがフィールドデバイスからModbusデータを収集し、EtherNet/IPフォーマットにシームレスに変換します。EDS-G4014シリーズはEtherNet/IPをネイティブにサポートし、既存のシステムとのスムーズな統合を保証します。掘削キャビンからのリアルタイムのリモート監視と制御を実現するため、IEC 62443-4-2 セキュリティレベル2認証を取得したEDS-G4014シリーズは、フィールドサイトのネットワークとキャビンを安全に接続します。さらに、EDR-G9010シリーズセキュアルーターは、重要資産を保護するセキュリティ境界の構築を支援します。

製品紹介
EDS-G4014シリーズ

- 産業用マネージドイーサネットスイッチ
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- IEC 62443-4-2 セキュリティレベル2認証
- EtherNet/IP、Modbus TCP、PROFINET IOデバイス産業用プロトコルをサポート
- 狭いスペースにも設置可能な、コンパクトで柔軟なハウジング設計
- 製品詳細
EDR-G9010シリーズ

- 産業用セキュアルーター
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- IEC 62443-4-2 セキュリティレベル2認証
- 10ポート ギガビット オールインワン ファイアウォール/NAT/VPN/ルーター/スイッチ
- ディープパケットインスペクション (DPI) テクノロジーで産業用プロトコルデータを分析
- 製品詳細
MGate 5135シリーズ

- 産業用ゲートウェイ
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- ModbusとEtherNet/IP間のプロトコル変換
- トラブルシューティングを容易にするトラフィック監視と診断ツールを内蔵
- EtherNet/IPアダプターをサポート
- 製品詳細
ioLogik E1242

- イーサネットリモートI/O
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- Modbus TCP、EtherNet/IP、Moxa AOPC、SNMP、RESTful API、Moxa MXIO libraryなどのプロトコルをサポートし、幅広いアプリケーションに対応
- デイジーチェーントポロジー対応の2ポートイーサネットスイッチ
- ピア・ツー・ピア通信で時間と配線コストを削減
- 製品詳細