石油・ガス
石油精製所の複数デバイスを統合してネットワークパフォーマンスを最適化
アプリケーション | 産業用ネットワークプロトコル:PROFINET |
---|---|
アプリケーション | 石油精製所 |
カテゴリー | 石油・ガス |
概要
製油所は、原油をガソリン、軽油、各種化学製品などの価値のある石油製品に変える重要な役割を果たす複雑な産業施設です。蒸留、分解、混合といったさまざまな精製プロセスでは、多くの場合、高温、高圧、そして危険な物質が使用されます。また、突然のオペレーションの停止は、重大な安全上の懸念、環境問題、そして経済的損失につながります。そのため、これらのプロセスは、生産効率を確保するために高度なテクノロジーと安全への配慮を重視して設計されています。分散制御システム (DCS) は、エンジニアが産業プロセスを継続的に監視・制御し、高いシステムの可用性を確保するために不可欠です。これにより、コストのかかるダウンタイムを回避し、プラントの安全性を高め、生産性を最適化することができます。
課題・ニーズ
- すべてのプロセスを安全かつ効率的に運用させるための信頼性の高いコネクティビティ
- プラントの効率と生産性を最大限に高める正確なプロセスマネージメントのためのリアルタイム監視と制御
- 重要なシステムの中断を防ぎ、高可用性を保証するフェールオーバーメカニズム
Moxaのソリューション
Moxaの産業用グレードのマネージドスイッチ EDS-4000シリーズは、DCSなどの要求の厳しいアプリケーション向けに特別に設計されています。PROFINET CC-Bに準拠したこのイーサネットスイッチは、コントローラーやI/Oデバイスなど、製油所システム内の他のPROFINETデバイスとの相互運用性を保証します。また、DCS、リモートI/O、フィールドデバイス間のシームレスなコネクション、正確で低遅延のデータ交換を可能にし、効率的で同期されたプロセス制御を実現します。さらに、メディア冗長プロトコル (MRP) をサポートしているので、フォールトトレラント (耐障害性) なネットワーク冗長性を提供します。このメカニズムは、リンクの障害が発生した場合にシームレスなフェイルオーバーを可能にし、継続的なプロセスオペレーションにおいてコストが発生するダウンタイムを防止します。また、危険な動作環境を考慮し、UL Class I Division 2 および ATEXの認証を取得しているので、過酷な製油所環境下でも安全で信頼性の高いオペレーションを可能にします。

製品紹介
EDS-4012シリーズ

- マネージドイーサネットスイッチ
-
- PROFINET CC-B規格に準拠し、PROFINETインターフェースを介した包括的なネットワーク診断と管理が可能
- 過酷な動作環境に対応する-40~75℃の広範囲温度対応モデル
- 設置とメンテナンスが容易な回転式モジュール電源設計
- 製品詳細