製造業
半導体装置におけるシームレスなリアルタイムパフォーマンスの実現
アプリケーション | 産業用ネットワークプロトコル:EtherCAT |
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アプリケーション | 半導体 |
カテゴリー | 製造業 |
概要
半導体製造では、ハイスピードリアルタイム通信と高精度な同期が求められます。EtherCATプロトコルは、半導体装置の主流なテクノロジーになりつつあります。EtherCATは、リアルタイムパフォーマンスの向上、同期の改善、柔軟なネットワークトポロジー、そして最適な帯域幅の利用を可能にします。プラズマCVD (PECVD:プラズマ増強化学気相成長) 装置は、ウェーハ製造において重要なコンポーネントです。設置スペースに制限があり、干渉を受けやすいPECVD装置に、新しいデバイスを追加することは容易ではなく、しばしば非常に困難です。さらに、PECVD装置は、複数のセンサー、圧力計、電力制御装置を接続する必要があります。そこで、干渉に強く、高いポート密度を備えたコンパクトなEtherCATデバイスが重要な役割を果たします。
課題・ニーズ
- 半導体製造装置へのインストレーションが容易なコンパクト設計デバイス
- 高い信頼性でプロセスのダウンタイムを最小限に抑え、継続的なオペレーションを保証
- 既存システムへのスムーズな接続と互換性を確保する容易な統合性
Moxaのソリューション
Moxaは、EtherCATジャンクションやシリアル - EtherCATゲートウェイを含む幅広いEtherCAT製品を提供し、データ通信の遅延時間が予測可能で常に一定である確定的 (Deterministic) なEtherCAT技術でリアルタイムのウェーハ製造アプリケーションを可能にします。EJS-08シリーズ EtherCATジャンクションはコンパクトサイズなので、スペースに制限のある狭いスペースへのインストレーションに最適です。高いEMCとデュアル電源入力を備えた産業用グレード設計により、過酷な環境下でも高レベルのノイズに耐え、電力の不安定さを防止します。また、レガシーシリアルデバイスとの統合のために設計されたMGate 5216シリーズゲートウェイと組み合わせることで、柔軟なトポロジー構築や、シリアルベースネットワークのEtherCAT変換を可能にし、既存システムとの互換性を確保します。Moxaのネットワークソリューションは、エッジデバイスからデータを収集してコントロールセンターに伝送し、信頼性の高いリアルタイムの制御と監視を実現します。

製品紹介
EJS-08シリーズ

- 産業用EtherCATジャンクション
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- 複数のスレーブ接続をサポートする8つの100BaseT(X)全2重RJ45ポート
- より柔軟なEtherCATネットワークを可能にするトポロジー変換機能
- 設置が容易なコンパクトサイズ設計
- 製品詳細
MGate 5216シリーズ

- 産業用シリアル - EtherCATゲートウェイ
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- 2ポート、独自のシリアルまたはModbusからEtherCATへのプロトコル変換
- 2 kV 絶縁保護のシリアルポート
- EtherCATスレーブモードをサポート
- 製品詳細
EDS-4012シリーズ

- マネージドイーサネットスイッチ
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- 限られた狭いスペースにも設置可能な、コンパクトで柔軟な筐体設計
- 4つの1GbEポートオプションを搭載した12ポートイーサネットスイッチ
- IEC 62443-4-2 セキュリティレベル2認証取得
- 製品詳細