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製品・技術情報

IEC 61850を活用して変電所のインテリジェント化を実現

  • 2016.11.21
Noise Guard™ :ワイヤースピード ゼロ パケットロス技術

IEEE 1613 Class1の要件を満たすためには、ネットワークデバイスは、高いEMI条件を確実に許容できることを保証するレベル4 のEMC定格を備えていなければなりません。

重要パケットの優先順位付け
  • メカニカル設計:より良好な伝導性のための統合されたハウジング
  • カスタマイズされたコンポーネント:新しく再設計された光ファイバトランシーバ
  • 強化された電源ユニット:アップグレードされたコンポーネントによる最適化された回路設計
Fiber Check™ によるファイバ インタフェースの診断(ST、SCまたはSFP)

変電所のスイッチは、Fiber Check?を使ってST/SC(SFPも同様)コネクタを監視し、異常を検出したときにSNMPトラップまたはMMSを介してパワーSCADAシステムに通知することができるので、オペレータはメンテナンス作業を開始できます。Fiber Check?のリポートと警報は、ネットワーク、CLI、またはシリアルコンソール経由、MMSリポーティングまたはSNMPトラップ経由、デジタルリレーまたはシステムログにより伝えられます。できれば、冗長性を持たせるためにいくつかの方法を使用すべきです。また、この取り合わせにより、システムオペレータは光ファイバ接続によって送信(Tx)電力および受信(Rx)電力、温度、および電圧/電流といった項目をリアルタイムで監視することが可能となります。

  • ファイバ ステータス監視:ファイバ温度 動作電圧、Tx/Rx電力
  • 自動警告:SNMPトラップ、リレー、email、MMS、イベントログ
汎用性と拡張性を持つPRP/HSRネットワーク

MoxaのPT-G503-PHR-PTP RedBoxは、管理と展開が容易な汎用性と拡張性を持つゼロ スイッチオーバ タイムネットワーク用にギガビット、PTP、カップリングおよびQuadBoxをサポートするPRP/HSRのオールインワンデバイスです。

OS Smart Recovery:ソフトウェア環境全体を復元するためにコンピュータをリモートでまたは自動でトリガー

エンジニアはMoxaの Smart Recovery™により、コンピュータの健康状態を自動的にリモート監視し問題が発生したときにOSの再書き込みをトリガーすることができます。これらの再書き込みは、最初に組込コンピュータが正常に導入された時に生成されコンピュータ上にローカルで保存されたシステム全体のタグ付コピーから作成されます。 Smart OS recoveryシステムがない場合、OSあるいはローカル変電所のアプリケーションのどちらかでシステムソフトウェアの破損が発生すると大量のコンピュータが使用されているリモート現場やサイトにとって、重大なシステム障害を引き起こす可能性があります。ソフトウェア破損に起因するコンピュータ障害が30% にも達するとの推定もあり、電変電所の設備にとって自動的なBIOSレベルのソフトウェア リカバリシステムの設計が非常に重要となります。

ワンクリックOSイメージ生成ツール

自動またはワンクリックのMoxaスマート リカバリツール
  • 電源のシャットダウン:
    自動ブートアップ
  • システム スローダウン:
    スピードアップするために定期的なリカバリを設定
  • ブート可能であるけれどもダメージのあるシステム:
    ダメージがハードウェアにあるのかソフトウェアにあるのかを知らせる再書込み手順を設定
  • システムクラッシュおよびブート障害:
    問題がハードウェアとソフトウェアのどちらにあるかを確認するために自動リカバリを使用し、それがソフトウェアの問題である場合にマシンを復旧
自己健康マネジメントと警報

コンピュータのステータスと機能を自動的にチェックし、ステータスが期待した基準にマッチしないときに警報

産業コンピュータ用の革新的なソフトウェア仮想化であるMoxaのSynmapは、確実で信頼できるSNMPをポータブルリモート手順インタフェースに適用するネットワーク デバイスコントロールにおいて一歩先を行っています。SynmapはSNMP機能を提供するだけでなく、温度、BIOSパラメータやローカルインタフェースのようなデバイス内部のリモート監視とコントロールが可能です。Synmapは、SNMPベースの健康管理および警報ソフトウェアであり、Synmapデバイスは、どのIAネットワークにも明白な利点を提供する柔軟で費用対効果に優れたアップグレードを実現します。

事前に定義したイベント しきい値 デフォルト設定 アクション
項目 内容 最少 最大 デフォルト   リレー出力
CPU CPU使用率警報CPU使用率が予め定義したしきい値に達したとき 1% 100% 80% 無効 CPU使用率警報
メモリ メモリ使用率警報メモリ使用率が予め定義したしきい値に達したとき 1% 100% 80% 無効 メモリ使用率警報
ディスク ストレージパテション使用率警報:ストレージ使用率が予め定義したしきい値に達したとき 1% 100% 80% 無効 ディスクパテション
使用率警報
温度 CPU温度警報:温度が予め定義したしきい値を越したとき 0℃ 120°C 100°C 無効 高温度警報
メインボード温度警報:温度が予め定義したしきい値を越したとき -40°C 0°C -15°C 無効 低温度警報
0°C 120°C 100°C 無効 高温度警報
ネットワーク イーサネットステータス警報:イーサネットポートリンクがダウンしたとき、リレーに出力 N/A N/A N/A 無効 (ポート単位) リンクダウン警報
電源 冗長電源監視および警報: 1つの電源モジュールが故障したとき(デュアル電源モデル) N/A N/A N/A 無効 電源障害警報
デフォルト:無効
広い温度耐性の特許取得のファンレス放熱設計

高温で75℃、低温で-40℃となるあらゆる変電所の温度環境では、広い温度耐性が要求されます。 このような極端な温度に直面すると、多くのコンピュータが故障することがあります。電力供給事業者が直面する課題としては、最も極端な環境下でもシステムが確実かつ期待通りに機能し続けることをどのように保証するかにあります。

特許の放熱
過酷な環境に耐え、更に高い温度で最適なオペレーティングパフォーマンスを保証するためにMoxaは、特許のL-type? ヒートシンクを導入しました。L-type? ヒートシンクは、ユニット内部の温度を冷却する優れた放熱メカニズムであり、ユニット内部の主な熱源に直接接触するプレートを配置することにより機能します。

  • 熱源の近くに放熱器を配置することにより放熱量を最大化
  • 高効率なヒートパイプ技術
  • ラックマウントにおいて積み重ねが可能

熱設計を最適化するFloTHERM CFDシミュレーション
Moxaは長年にわたり開発技術を改良するためにFloTHERMを使用してきたので、新しいデバイスを設計する際に従来の方法、設計および評価済のコンポーネントの豊富な目録を呼び出すことができます。このデータベースが特定の熱耐性を実現するための広範囲なアプローチを容易に評価できるような豊富なコンポーネント情報をMoxaのエンジニアに提供します。FloTHERMの高度なモデリング技術を使用すると、エンジニアは物理的なプロトタイプを製作する前に、提案された改造の熱限界を効果的に分析できる電子機器の仮想モデルを素早くかつ容易に作成できます。

  • メカニカル設計:優れた伝導性の統合されたハウジング
  • カスタマイズ コンポーネント:新しく再設計されたファイバ トランシーバ
  • 強化した電源ユニット:アップグレードされたコンポーネントを使用した最適化された回路設計