アプリケーションノート / 第6章 RS-485デバイスの選択
RS-485システムのデバイスを購入する時には、システムデザインが完了する前にデバイスの通信特性を明確にすることにより多くの落とし穴を避けることが出来ます。事前に聞くべき質問を知ることは、現場でのトラブルを大幅に減らすことが出来ます。次のデバイスの特性は、全てシステムデザインの段階で答えが出るべきものです。
- デバイスは、2線式、または4線式システム用に設定されていますか
- シグナルグランド接続は可能ですか
- デバイスは、分離されていますか。サージ回避を含んでいますか
- デバイスの中に、何Ωのバイアス抵抗(必要に応じて)が使用されていますか。それは変更が可能ですか
- デバイスは終端されていますか。それは変更が可能ですか
- デバイスのレスポンス時間はどの位ですか(往復の遅延時間)
- デバイスの設定可能なアドレスの範囲はどのくらいありますか
- どの様なボーレートの値、または範囲がサポートされていますか
可能な場合、システムの中のそれぞれのデバイスのシリアルポートの図を描くと役に立ちます。図は、データシステムの中のトラブルシューティング、または問題の修復に役に立つ情報を与えてくれます。