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Moxa

産業用ネットワークデバイスのPoE接続の制限と課題を解決する最大60 WサポートのハイパワーPoE+インジェクタ

  • 2012.10.25
既存または新たに屋外に設置する高電力アクセスポイント、屋外監視カメラなどの産業用ネットワークデバイスのPoE接続の制限と課題を解決する最大60 WサポートのハイパワーPoE+インジェクタ

屋外環境で展開するネットワークは、PoE(Power over Ethernet)技術を使用する方法が最も適合すると考えるでしょう。屋外で使用するネットワークデバイスは、屋内と違い電源供給や配線ルートの確保また、ケーブルの保護を考慮しなくてはなりません。ここで一番の問題は、ネットワークデバイスに供給する電源です。屋内と異なりいたる所に電源ソケットが準備されていないために新たに電源を敷設する必要が生じ大きなコストアップに繋がります。PoE技術は、データと電源供給を1本のケーブルでまかなうことができるために配線が非常にシンプルとなりこれの問題を解決することができます。ただし、既存または新規に屋外にネットワークデバイスを展開する際にPoEの技術は、すべてが万能ではありません。最も有用である使い方ができるアプリケーションでも制限される問題を秘めています。

既存のPoE+技術の主たる制限

既存のPoE+技術の最も明白な制限は、IEEE 802.3at PoE+デバイスにイーサネットケーブルを介して30Wの電力を供給することができますが、多くの場合、より多くの電力を必要とある屋外環境で使用するネットワークデバイスには不十分です。例えば、屋外で展開するIPカメラは、基本的なビデオキャプチャや、パン/チルト/ズーム機能を駆動するために必要とする電力以外に低温地域で必要とする内部加熱用ヒータやウィンドウワイパーなど、更に電力の供給が必要となります。従来の802.3af PoE規格に比べて802.3at PoE +仕様は、約2倍の電力量を利用可能となりました。しかし、それでも要求の厳しい屋外用デバイスには十分ではありません。一方、PoE接続自体も苛酷な環境圧力に耐えることができなければなりません。電源サージ、静電放電、極端な高温または低温は、すべてデータおよび電源供給のパフォーマンスに悪い影響を与えます。これらの環境課題に対して強化されていないPoEデバイスは、極端な屋外条件で使用することはできません。

苛酷な屋外環境課題を克服するPoE+を越えた機能

IEEE 802.3at PoE+ 仕様であっても、苛酷な環境状態における屋外用デバイスの更なる電力要求があるため電力の制限が発生します。そのためMoxaは、802.3at仕様の制限を越えるソリューションに対して直ちに対応しました。そのため過去の仕様の2倍となる60Wの電力を供給する"ハイパワー"PoEインジェクタINJ-24Aを開発することになりました。最先端のハイパワーデバイスを使用する利点は明白です:改善されたパフォーマンスおよび十分な電力供給により屋外に設置されたAP(ワイヤレスアクセスポイント)またはRFモデムまた、カメラ用ワイパーや内部加熱用ヒータを搭載した屋外用IPカメラといった苛酷な環境で使われるアプリケーションの要求を満たします。しかしながら、確立された業界規格をいつでも超えることは、潜在的なリスクもあります。

安全に仕様を超えられる:INJ-24A
ハイパワー:
MoxaのINJ-24Aは、システムオペレータに驚異的な電力を安全に供給するハイパワーPoE+インジェクタです。INJ-24Aは、60Wの電力を任意のイーサネット接続に供給することができます。また、現在、許可されたPoE+仕様より優れたパフォーマンスを確実かつ安全にネットワークに提供する機能がパックされています。
柔軟性:
INJ-24Aは、DIPスイッチを使い異なる電源規格に適合させることができます。INJ-24Aは、DIPスイッチを操作して使用する電源規格モードおよび電力を供給するケーブルのペアーを変更することができます。この機能によりINJ-24Aは、PoEデバイスの設定とマッチする再構成を迅速に実行できるので、ほぼすべてのPoEデバイスに電力を供給できることを意味します。
可視化:
システムメンテナンスタッフは、ネットワーク上のデバイスのPoEステータス情報に関して暗中模索の中にいてはなりません。INJ-24Aは、インテリジェントスマートLEDにより一目でPoEステータスを把握することができます。システムオペレータは、PoEポートが電力を供給しているか、どの電源モードが現在アクティブであるかを直ちに識別することができます。
信頼性:
屋外アプリケーションでは、屋内に比べてより多くの電力を必要とします。INJ-24Aは、これらのアプリケーションを発展させる目的で構築することができます。また、INJ-24Aのメディア接続は、屋外で多く発生する最大3kVの電圧サージから保護します。更に、INJ-24Aは、熱効率の優れたハウジングを使用しているので極端に低温または高温の天候においてもヒータやファンなしで快適なオペレーションが可能です。電源変動、静電気および他の電磁干渉に対してもINJ-24Aは、一貫したデータおよび電力を供給することが可能です。
  PoE PoE+ ハイパワーPoE+
Moxa製品

INJ-24

INJ-24

INJ-24A

仕様
電力供給 15.4 W 30 W 最大60 W
アプリケーション
カードリーダ、VoIP電話、屋内用IPカメラ
PTZカメラ、屋内ワイヤレス/Wimaxアクセスポイント
ヒータおよびワイパー付屋外用カメラ、長距離伝送ワイヤレスアクセスポイント、RF ワイヤレスモデム
苛酷な環境に十分耐えられる信頼性の高いハイパワーPoE+技術

MoxaのINJ-24AハイパワーPoE+インジェクタは、産業仕様を上回る矛盾のない一貫したパフォーマンスを実現します。INJ-24Aは、屋外のネットワークデバイスに対して配線が便利なPoEケーブルを通してイーサネットスイッチをギガビット帯域幅および大電力を供給するための変換を行います。INJ-24Aは、高いサージ保護、高い効率的な放熱および堅牢なハウジングにより極端な屋外の環境での使用に大変優れています。