【Moxa】より多くの価値を提供するioThinx 4510 IIoTモジュラーリモートI/O

技術情報

Moxa

より多くの価値を提供するioThinx 4510 IIoTモジュラーリモートI/O

2018.12.17

概要

産業用Internet of Things（IIoT）は、フィールドデバイスからI/Oデータを収集し、OT（プライベートクラウド）およびIT（パブリッククラウド）プラットフォームにデータをプッシュするアプリケーションの必要性がますます高まっています。しかしながら、モジュラリモートI/Oを使用してI/Oデータを収集するためには、常に順風満帆といかず日常的な運用を遅くする多くの複雑な問題点を生じる可能性があることから運用を円滑に進めるためには時間とコストを余分に必要とします。そこでITやOTのエキスパートであるかどうかに関わらず数多くの企業が困っているこれの問題点をioThinx 4510 IIoTモジュラリモートI/Oがどのように解決できるかを詳しく解説します。

以前のコンフィギュレーションセッティングを現在のモジュールにコピーしたいのですが、実際には...

現在のI/Oシーケンスまたはモジュールタイプは、以前のモジュールの組み合わせと同じ状態に保つ必要があります。さもないと各モジュールのセッティングやModbusアドレス/RESTfulチャンネル名などのすべてのモジュールを上位レベルのソフトウェア（SCADAなど）に再設定する必要があります。これにより最初からやり直すとなり運用コストが増加します。MoxaのioThinx 4510は、簡単な変更を必要とするのみで再コンフィギュレーション作業を必要としません。

再設定不要

MoxaのioThinx 4510は、モジュール/チャネルユニーク名をサポートする直感的なWeb設定ツールを使用する設計がされています。簡単に言えば、SCADA への Modbus アドレス/RESTfulチャネル名を含む設定の設定は、特定のモジュールと自動的に対応します。モジュール順序、順番の変更、モジュールの追加またはリムーブ、追加の再設定作業は、必要がなく新しく追加されたモジュールを設定するだけです。更に、Web設定ツールには、ドラッグアンドドロップなどのGUIデザイン機能が含まれているためI/O順序、順番とタイプを直感的に調整することができます。この機能は、Modbus TCPおよびRESTful APIプロトコルにも適用されます。

利点

追加

移動

削除

内蔵Modbusゲートウェイにより複雑さの軽減

ioThinx 4510は、単なるモジューラーI/Oとは異なりModbusゲートウェイを内蔵しています。Modbus RTU Masterをサポートしているため、ユーザがシリアルデバイスからフィールドサイトのデータを収集し、シリアルデータを例えばModbus TCP、SNMP、RESTfulなどの異なるプロトコルに変換できます。この2-in-one設計によりシステムの複雑さ、ネットワークトポロジにおいて必要なスペース量、および全体的な設置時間を短縮します。更に、従来デバイスをイーサネットに接続してユーザが精通している1つのプロトコルを使用してアクセスすることでこれらの従来デバイスの耐用年数を延ばします。

精通しているプロトコルを使用したいのですが、実際には...

現在の会社のモジュラーリモートI/Oが精通しているITプロトコル（例えば、SNMP、RESTful）をサポートしていないという理由だけで新しい解決策を探すために全体の購買プロセスを何度も繰り返さなければならないことでフラストレーションとなっているでしょう。現在のリモートI/Oは、OTプロトコルだけをサポートしているのでプロジェクトを完了するためには、必要な時間と労力を費やさなければなりません。MoxaのioThinx 4510は、複数のIT/OTプロトコルをサポートしているため1つのデバイスで様々なプロトコル変換を実行できます。

1つのデバイスで複数のIT/OTプロトコルをサポート

MoxaのioThinx 4510は、SNMPv1/v2c/v3およびIT運用に必要なRESTful API、OT運用のためのModbus TCP Server（スレーブ）など、最も一般的に使用されるプロトコルをサポートしています。ioThinx 4510は、I/Oデータを収集し、これらのプロトコルを同時に変換するので1つのデバイスでさまざまなプロトコル変換を実行することができます。従って、異なるブランド製品の使用方法を再学習する必要はありません。更に、MoxaのioThinx 4510を使用すると、製品タイプやバリエーションの数を減らし、最終的にサプライヤを合理化することに繋がります。