CN9000
1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート VGA KVM over IP(解像度1920×1200、RS-232C対応)
主な製品特長
- 解像度 – 最大1920×1200 @ 60Hz対応
- ラップトップUSBコンソール (LUC) – 本体の専用Mini USBポート経由でノートパソコンからコンソールをダイレクトかつ簡単に操作可能
- ネットワーク非対応のKVMスイッチにリモートアクセス機能を付加(1)
- FPGAグラフィックプロセッサー搭載 – 画像品質とfps (frames per second) スループットの向上により、鮮明なビデオ表示の応答を実現
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ハッキングに強いダイレクト接続で、新しい常識を守る
CN9000は、BIOSレベルのハッキング防止ネットワーク接続により、専用PC/サーバーへのover-IPリモートアクセス機能を提供し、FPGAグラフィックプロセッサーを利用して、ローカルおよびリモートコンソールで最大1920×1200 @ 60Hzのビジュアルエクセレンスを実現します。また、オーディオ、ビデオ、バーチャルメディアへの安全なリモートアクセスを可能にし、余分なソフトウェアのインストールや設定をすることなく、ネットワーク上での即時のファイル共有やシステムアップデートを容易にします。
CN9000 KVM over IPスイッチは、ローカルとリモートのワークプレイスをシームレスな接続でブリッジし、制約や生産性の低下を招くことなく、グローバル企業や複数のオフィス拠点を持つ企業にとって理想的な製品です。不況時や世界的な危機の際にも、ビジネスを継続させるための安全かつ実用的なソリューションです。


- セキュリティ保護されたリモートアクセスで、どこにいてもアクセス可能
- CN9000は、専用PC/サーバーとBIOSレベルで直接接続することで、余分なソフトウェアのインストールや設定を必要とせず、異なる場所からのリモートアクセスを瞬時に可能にします。

- デュアルLAN/電源冗長化
- CN9000は、LANと電源の2系統の接続が可能で、万が一の際にも運用を中断させることなく、システムの信頼性を高めることができます。電源コネクターはスクリューロックで固定されており、電源のフェイルオーバーを強固にし、LEDインジケーターにより電源の状態を容易に確認することができます。

- システムアップデートを促す仮想メディアのサポート
- CN9000は、ネットワーク上でファイルアプリケーションやソフトウェアのインストールを実行するための正規の仮想メディアサポートを可能にし、ネットワークやBIOSの問題の診断やトラブルシューティング、システムを最新に保つためのソフトウェアアップデートやパッチの実行に特に有効です。

- コンティンジェンシーアプローチに対応したDI・リレー接続機能
- CN9000は、システム警告用DI入力 (温度計、湿度/ドアセンサー) 接続用の5ピン制御端子と、ハングアップしたりクラッシュしたPC/サーバーをリモートで再起動させるバーチャルパワーオン機能用のリレー端子を内蔵し、基幹業務アプリケーションのシステム稼働率を常に確保できるようになっています。
バーチャルメディアを無効化した別モデルもございます、詳細はこちらにてご紹介しております。
利用シーン
CN9000は、さまざまな業界のコントロールルームやサーバールーム、在宅勤務のシーンに最適です。


製品比較
型番 | CN9950 1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート DisplayPort KVM over IP(4K対応、RS-232C対応) | CN9000 1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート VGA KVM over IP(解像度1920×1200、RS-232C対応) | CN9600 1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート DVI KVM over IP(解像度1920×1200、RS-232 DTE/DCE対応) |
---|---|---|---|
Console Connections (Local/Remote) | 1 (Shared) | 1 (Shared) | 1 (Shared) |
コンピューター数 | 1 | 1 | 1 |
操作するコンピューターの最大数 | 1 | 1 | 1 |
コンピューター側コネクター | DisplayPort | VGA | DVI-D |
コンピューター側インターフェース | USB DisplayPort | PS/2 USB VGA | USB DVI-D |
コンソール側インターフェース | USB DisplayPort | USB VGA | USB DVI-D |
最大解像度 | 4096×2160 | 1920×1200 | 1920×1200 |
オーディオ | ✓ | ✓ | ✓ |
BIOSレベル操作 | ✓ | ✓ | ✓ |
ファームウェアアップグレード対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
オーバーIP | ✓ | ✓ | ✓ |
RS-232対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
マウスダイナシンク | ✓ | ✓ | ✓ |
ラップトップUSBコンソール | ✓ | ✓ | ✓ |
デュアル電源 | ✓ | ✓ | ✓ |
バーチャルメディア対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
デュアルLAN | ✓ | ✓ | ✓ |
PadClient対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
Event Notification | ✓ | ✓ | ✓ |
3rd Party Authentication | ✓ | ✓ | ✓ |
マルチプラットフォーム対応 | Windows Mac Sun Linux | Windows Mac Sun Linux | Windows Mac Sun Linux |
ハッキング防止リモートアクセスソリューションの実例
RDP (Remote Desktop Protocol) や VNC (Virtual Network Computing) などのサードパーティ製ソリューションとは異なり、KVM over IPスイッチは追加のドライバー/ソフトウェアを必要とせず、PC/サーバーがBIOSレベルの状態であれば機能するオペレーティングシステムとは独立して動作することが可能です。PC/サーバーへのKVMアクセスは、キーボード、ビデオ、マウスとの直接接続によって構築され、PC/サーバーとリモートワークステーション間の通信は、暗号化によって安全に強化されます。このハッキングに強いハードウェアベースのリモートアクセス経路は、運用ネットワークから分離されているため、データやワークフローを終始安全に保つことができ、緊急時にはPC/サーバーからリモートでシステムの再起動やソフトウェアアップデートのインストールを実行することが可能です。そのため、データ漏洩やバックドアなど、ソフトウェアソリューションでは保証できないサイバー攻撃の心配もありません。

特長
バーチャルメディアを無効化した別モデルもございます、詳細はこちらにてご紹介しております。
CN9000は、PCまたはワークステーションのビデオ、オーディオ、およびバーチャルメディアにリモートアクセスできるover IPデバイスです。ローカルとリモートの各コンソールで最大1920×1200のVGA解像度が使用できます。CN9000はキーボード/マウス用インターフェースがPS/2とUSBの両方に対応しているため、新型ワークステーションだけでなく、レガシーシステムや旧世代のサーバーとも互換性があります。
フロントパネルのMini USBポートは、ユーザーが便利に使えるよう、ノートパソコン接続用のラップトップUSBコンソール (LUC) ポートとして設計されています。これにより、ユーザーはキーボード、モニター、マウスを別途用意しなくても、ノートパソコンを接続してPC/サーバーに対して簡単に日常的なメンテナンスを行うことができます。
CN9000に搭載されたデュアルLANとデュアル電源機能を使えば、システムに対してシームレスに接続できる環境が確保されるため、サーバールームの運用をスムーズかつ効率的に行うことができます。また、デバイスの電源状態検出機能は、デバイスがオフライン (例:電源異常) になったときに、自動的にイベント通知を送信します。さらに、CN9000は5ピンのリレー/DI (デジタル入力) ターミナルブロックを備えており、ローカルサーバーのリモートリブートや重要なイベント通知を行うために接続された入力/アラームデバイスからデジタル入力を受信することができます。
CN9000のWebクライアントビューワーは、追加のソフトウェアなしでリモートデスクトップにアクセスすることができるため、リモートからでも管理を容易に行うことができます。CN9000は、遠隔アクセス/管理用にWebベースのGUIを提供しています。
また、統合された多言語インターフェースにより、ユーザートレーニングを最小限の時間で効果的に行い、生産性を向上させることができます。
ハードウェア
- 解像度 – 最大1920×1200 @ 60Hz対応
- ラップトップUSBコンソール (LUC) – 本体の専用Mini USBポート経由でノートパソコンからコンソールをダイレクトかつ簡単に操作可能
- ネットワーク非対応のKVMスイッチにリモートアクセス機能を付加(1)
- FPGAグラフィックプロセッサー搭載 – 画像品質とfps (frames per second) スループットの向上により、鮮明なビデオ表示の応答を実現
- バックアップ用のデュアル電源/デュアルLAN対応
- 5ピンのリレー/DI (デジタル入力) ターミナルブロックで接続先サーバーの環境監視や電源リブート等が可能
- レガシーPS/2キーボードおよびマウスに対応
管理
- シリアル制御用のRS-232C規格に準拠
- ユーザーアカウントは最大64名作成可能 – 最大32ユーザーによる制御の同時共有に対応
- コンソールアクセス権限の管理機能
- セッション終了機能 – アドミニストレーターはユーザーセッションを手動で終了することが可能
- イベントログおよびWindowsベースのログサーバーに対応
- イベントログ機能 – CN9000内部で発生したイベントはすべて記録され、検索可能なデータベースに保存
- 緊急度の高いシステムイベントはメールまたはSNMP trapおよびSyslogを介して管理者へと即時通知
- リモートからのファームウェアアップグレードが可能
- CN9000へのアクセスは、内蔵のシリアルビューワー、またはTelnetおよびSSHセッション用のサードパーティソフトウェア (例:PuTTY) から可能
- アウトオブバンドアクセス – シリアルポート経由のダイヤルアップ接続によるアクセスに対応
- ポート共有モードにより複数ユーザーからのサーバーへの同時アクセスが可能
- ダイナミックDNS対応 – DHCPサーバーによって割り当てられた動的IPアドレスをホスト名にマッピング可能
- ユーザーアカウントおよび環境設定のインポート/エクスポートが可能
- ブラウザ操作の有効化/無効化が可能
- IPv6対応
- ATEN CC2000統合管理ソフトウェアとの統合
- ビデオセッションレコーディングソフトウェアATEN CCVSRとの統合
使いやすいインターフェース
- 多言語対応のインターフェース (ブラウザ版およびAP版) により、ユーザーのトレーニング期間を最小限に抑えて生産性を向上
- クライアント側はマルチプラットフォーム対応 – Windows、Mac OS X、Linux、Oracle社SPARC (Sun)
- 各種ブラウザに対応 – IE、Firefox、Safari、Opera、Chrome
- Webブラウザを使ったリモートアクセス – 事前にActive XやJavaをインストールしなくても、Webブラウザだけで管理タスクの実行が可能
- バーチャルリモートデスクトップ画面はフルスクリーン表示、またはリサイズ可能なウィンドウ表示が選択可能
- クイック起動機能付きマジックパネル
高度なセキュリティ
- スマートカード/CACリーダー対応
- 外部認証対応 – RADIUS、LDAP、LDAPS、MS Active Directory
- ブラウザからのユーザーログインは、TLS 1.2暗号化通信およびRSA 2048ビット証明書でセキュリティを確保
- 柔軟な暗号化設計 – 任意の暗号化アルゴリズムの組み合わせ (256ビット AESなど) を選択したり、システムによってランダムに選択したりすることで、キーボード・マウス、ビデオ、バーチャルメディアの各信号を個別に暗号化可能
- IPアドレスやMACアドレスによるフィルタリング機能
- パスワード保護対応
- プライベートCA認証対応
バーチャルメディア
- バーチャルメディア対応 – ファイルアプリケーション、OSのパッチ適用、ソフトウェアのインストール、および診断テストの作業が効率的に(2)
- USBインターフェース対応サーバーでは、OSとBIOSの両方のレベルでバーチャルメディア機能が利用可能
- USB1.1およびUSB2.0のDVD/CDドライブ、USBマスストレージデバイス、PCハードディスクドライブ、フォルダー、ISOイメージのマウントが可能
バーチャルリモートデスクトップ
- 帯域制御機能 – ビデオ画質は帯域幅の変化に応じて自動調整。モノクロ色深度設定、データ圧縮率の閾値/ノイズ設定は環境に合わせて変更が可能
- フルスクリーン表示、またはリサイズ可能なウィンドウ表示が選択可能
- リモートユーザー間のコミュニケーションに活用できるメッセージボード搭載
- 多言語対応のオンスクリーンキーボード搭載
- マウスダイナシンク機能 – ローカル/リモートのマウスは自動的に同期
- 終了マクロ対応
- 接続機器にはBIOSレベルでのアクセスが可能
- 対応KVMスイッチ – ATEN製VGA KVMスイッチは別途お問い合わせください。
- カスケード接続するKVMスイッチの機能によっては、CN9000の一部の機能がご利用いただけない場合があります。
(例えば、バーチャルメディア非対応のKVMスイッチをカスケード接続した場合は、CN9000のバーチャルメディア機能はご利用いただけません。)
バーチャルメディア無効化モデルでリモート導入時のデータ流出リスクを回避
CN9000-SM-J / CN9600-SM-J / CN9950-SM-J

- バーチャルメディア無効化
標準品※の製品に対しバーチャルメディア機能を無効化しているため、データの流出や盗難リスクを回避。
標準品とは、CN9000、CN9600、CN9950といった型番の製品となります。

- 初期化しても大丈夫、バーチャルメディアは無効のまま
- 標準品はリカバリーモード実行時、本体は初期のファームウェアを読み込みますが、Smart IP-KVMは標準品とは異なる仕様により、Smart版 FWのみ受け付けます。そのため、バーチャルメディア機能無効は維持され、セキュリティが保たれます。

- GUI上にSmartと表記
- GUI上にSmartと表記されますので、現在のIP-KVMが標準品かSmart版かが一目で分かります

- Smart版と標準品でファームウェアが異なります
- Smart版FWはv1.6.159以降のバージョンとなりますので、それ以前のバージョンは適用できません。
仕様表
型番 | CN9000-SM-J | CN9600-SM-J | CN9950-SM-J |
---|---|---|---|
インターフェース | D-sub15ピン | DVI-D | DisplayPort |
解像度 | 1920×1200 @ 60Hz | 1920×1200 @ 60Hz | 4096×2160 @ 30Hz |
バーチャルメディア | - | ||
ローカルコンソール | ○ | ||
オーディオ | ○ | ||
電源2重化 | ○ | ||
LAN2重化 | ○ | ||
標準価格 | オープン価格 |
コネクター | |
コンソールポート | USB Type-A メス×2 (White) D-sub15ピン メス×1 (Blue) ステレオミニジャック メス×1 (Green) ステレオミニジャック メス×1 (Pink) |
---|---|
KVM (コンピューター) ポート | SPHD メス×1 (Yellow) ステレオミニジャック メス×1 (Green) ステレオミニジャック メス×1 (Pink) |
LANポート | RJ-45 メス×2 |
バーチャルメディア | USB Mini-B メス×1 |
電源 | DC電源ジャック×2 |
シリアル | RJ-45 メス×2 |
スイッチ | |
リセット | ピンホール型スイッチ×1 (Black) |
エミュレーション | |
キーボード/マウス | USB、PS/2 |
LED | |
電源 | 2 (Green) |
解像度 | |
ローカル | ローカルコンソール:1920×1200 @ 60Hz |
リモート | リモートコンソール:1920×1200 @ 60Hz |
消費電力 | DC5V:7.46W:39BTU/h
|
動作環境 | |
動作温度 | 0~50℃ (CN9000) 0~40℃ (電源アダプター) |
保管温度 | -20~60℃ |
湿度 | 0~80% RH、結露なきこと |
本体 | |
ケース材料 | メタル |
重量 | 0.86kg |
サイズ (W×D×H) | 200×154.1×28.5mm |
同梱品 | KVMケーブル (PS/2&USB, VGA)×1 USBケーブル (USB-A - Mini-USB)×1 電源アダプター×1 マウントキット×1 フットパッドセット×1 クイックスタートガイド×1 |
構成図

CN9000 | 1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート VGA KVM over IP(解像度1920×1200、RS-232C対応) |
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