CN9950
1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート DisplayPort KVM over IP(4K対応、RS-232C対応)
主な製品特長
- ローカルコンソールとリモートコンソールの両方で最大4K DCI (4096×2160 @ 30Hz) のDisplayPort解像度に対応
- フロントパネルのMini USBポートは、バーチャルメディアUSBポートまたはラップトップUSBコンソール (LUC) ポートとして機能
- スペース効率の最適化を目指したコンパクトでスリムなデザイン
- 各種DIセンサーに対応
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ハッキングに強いダイレクト接続で新しい常識を守る
CN9950は、BIOSレベルのハッキング防止ネットワーク接続により、専用PC/サーバーにリモートアクセスするためのover-IP機能を提供し、FPGAグラフィックプロセッサーを利用することにより、最大4K DCI解像度まで向上したビジュアルエクセレンスを前モデルから発展させたものである。
オーディオ、ビデオ、バーチャルメディアへの安全なリモートアクセスを可能にし、余分なソフトウェアのインストールや設定なしに、ネットワーク経由で即時のファイル共有やシステムアップデートを容易にします。
CN9950 KVM over-IPスイッチは、ローカルとリモートのワークプレイスをシームレスな接続でブリッジし、制限や生産性の低下を招くことなく、グローバル企業や複数のオフィス拠点を持つ企業にとって理想的な製品です。不況時や世界的な危機の際にも、ビジネスを継続させるための安全で実用的なソリューションです。


- セキュリティ保護されたリモートアクセスで、どこにいてもアクセス可能
- CN9950は、専用のPC/サーバーにBIOSレベルで直接接続することで、余分なソフトウェアのインストールや設定を必要とせず、異なる場所からのリモートアクセスを瞬時に可能にします。

- デュアルLAN/電源冗長化
- CN9950は、LANと電源の2系統の接続を装備しており、不測の事態が発生した場合でも、システムの運用を中断することなく、信頼性を高めることができます。電源コネクターはスクリューロックで固定されており、電源のフェイルオーバーを強固にし、LEDインジケーターにより電源の状態を容易に確認することができます。

- システムアップデートを促す仮想メディアのサポート
- CN9950は、ネットワーク上でファイルアプリケーションやソフトウェアのインストールを実行するための正規の仮想メディアサポートを可能にし、ネットワークやBIOSの問題の診断やトラブルシューティング、システムを最新に保つためのソフトウェアアップデートやパッチの実行に特に有効です。
バーチャルメディアを無効化した別モデルもございます、詳細はこちらにてご紹介しております。
利用シーン
CN9950は、さまざまな業界のコントロールルームやサーバールーム、在宅勤務のシーンでの使用に最適です。


ハッキング防止リモートアクセスソリューションの実例
RDP (Remote Desktop Protocol) や VNC (Virtual Network Computing) などのサードパーティ製ソリューションとは異なり、KVM over IPスイッチは追加のドライバー/ソフトウェアを必要とせず、PC/サーバーがBIOSレベルの状態であれば機能するオペレーティングシステムとは独立して動作することが可能です。PC/サーバーへのKVMアクセスは、キーボード、ビデオ、マウスとの直接接続によって構築され、PC/サーバーとリモートワークステーション間の通信は、暗号化によって安全に強化されます。このハッキングに強いハードウェアベースのリモートアクセス経路は、運用ネットワークから分離されているため、データやワークフローを終始安全に保つことができ、緊急時にはPC/サーバーからリモートでシステムの再起動やソフトウェアアップデートのインストールを実行することが可能です。そのため、データ漏洩やバックドアなど、ソフトウェアソリューションでは保証できないサイバー攻撃の心配もありません。

製品比較
型番 | CN9950 1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート DisplayPort KVM over IP(4K対応、RS-232C対応) | CN9000 1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート VGA KVM over IP(解像度1920×1200、RS-232C対応) | CN9600 1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート DVI KVM over IP(解像度1920×1200、RS-232 DTE/DCE対応) |
---|---|---|---|
Console Connections (Local/Remote) | 1 (Shared) | 1 (Shared) | 1 (Shared) |
コンピューター数 | 1 | 1 | 1 |
操作するコンピューターの最大数 | 1 | 1 | 1 |
コンピューター側コネクター | DisplayPort | VGA | DVI-D |
コンピューター側インターフェース | USB DisplayPort | PS/2 USB VGA | USB DVI-D |
コンソール側インターフェース | USB DisplayPort | USB VGA | USB DVI-D |
最大解像度 | 4096×2160 | 1920×1200 | 1920×1200 |
オーディオ | ✓ | ✓ | ✓ |
BIOSレベル操作 | ✓ | ✓ | ✓ |
ファームウェアアップグレード対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
オーバーIP | ✓ | ✓ | ✓ |
RS-232対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
マウスダイナシンク | ✓ | ✓ | ✓ |
ラップトップUSBコンソール | ✓ | ✓ | ✓ |
デュアル電源 | ✓ | ✓ | ✓ |
バーチャルメディア対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
デュアルLAN | ✓ | ✓ | ✓ |
PadClient対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
Event Notification | ✓ | ✓ | ✓ |
3rd Party Authentication | ✓ | ✓ | ✓ |
マルチプラットフォーム対応 | Windows Mac Sun Linux | Windows Mac Sun Linux | Windows Mac Sun Linux |
特長
バーチャルメディアを無効化した別モデルもございます、詳細はこちらにてご紹介しております。
CN9000は、PCまたはワークステーションのビデオ、オーディオ、およびバーチャルメディアにリモートアクセスできるover IPデバイスです。
CN9950は、ローカルコンソールとリモートコンソールの両方で最大4K DCI (4096×2160 @ 30Hz) のDisplayPort解像度に対応したPC/ワークステーションのデジタルビデオ、オーディオ、バーチャルメディアへのリモートアクセスを可能にする製品です。高度なFPGAグラフィックプロセッサーを搭載したCN9950は、より優れた品質のイメージやビデオを提供するとともに、シリアル制御用のRS-232規格にも準拠しています。
フロントパネルのMini USBポートは、ユーザーが便利に使えるよう、ノートパソコン接続用のラップトップUSBコンソール (LUC) ポートとして設計されています。これにより、ユーザーはキーボード、モニター、マウスを別途用意しなくても、ノートパソコンを接続してPC/サーバーに対して簡単に日常的なメンテナンスを行うことができます。
シームレスな接続を実現するために、CN9950にはデュアルLANとデュアル電源機能が搭載されており、サーバールームでの動作をスムーズかつ効率的に保ちます。また、デバイスの状態監視用の電源状態検出機能は、デバイスがオフライン (例:電源異常) になったときに、自動的にイベント通知を送信します。
CN9950のWebクライアントビューワーは、追加のソフトウェアなしでリモートデスクトップにアクセスすることができるため、リモートからでも管理を容易に行うことができます。DisplayPortを搭載し4K解像度に対応したCN9950は、遠隔アクセス/管理用にWebベースのGUIを提供しています。さらに、統一された多言語インターフェースにより、ユーザートレーニング時間を最小限に抑え、生産性を向上させることができます。
CN9950は、高品質な画像やマルチタスクが求められる業界においてリモートアクセス管理を行うデータセンターやサーバールーム、およびコントロールルームに最適です。例えば、複数の拠点にオフィスを構え、ローカルとリモートのワークスペース間のブリッジとして機能できるグローバルな組織や企業のような環境で活用いただけます。
電源アダプター型番についての詳細は 電源アダプター対応表 (ATENサイト)をご参照下さい。
ハードウェア
- ローカルコンソールとリモートコンソールの両方で最大4K DCI (4096×2160 @ 30Hz) のDisplayPort解像度に対応
- フロントパネルのMini USBポートは、バーチャルメディアUSBポートまたはラップトップUSBコンソール (LUC) ポートとして機能
- スペース効率の最適化を目指したコンパクトでスリムなデザイン
- 各種DIセンサーに対応
- FPGAグラフィックプロセッサー搭載 – 画像品質とfps (frames per second) スループットの向上により、鮮明なビデオ表示の応答を実現
- 10/100/1000Mbpsネットワークインターフェースを2ポート搭載 – ネットワークの二重化や、異なる2つのIPアドレスの割り当てが可能
- バックアップ用のデュアル電源/デュアルLAN対応
- ネットワーク非対応のDisplayPort KVMスイッチにリモートアクセス機能を付加(1)
- CN9950へのアクセスは、内蔵のシリアルビューワー、またはTelnetおよびSSHセッション用のサードパーティソフトウェア (例:PuTTY) から可能
管理
- シリアル制御用のRS-232C規格に準拠
- ユーザーアカウントは最大64名作成可能 – 最大32ユーザーによる制御の同時共有に対応
- コンソールアクセス権限の管理機能
- セッション終了機能 – アドミニストレーターはユーザーセッションを手動で終了することが可能
- イベントログおよびWindowsベースのログサーバーに対応
- イベントログ機能 – CN9950内部で発生したイベントはすべて記録され、検索可能なデータベースに保存
- 緊急度の高いシステムイベントはメールまたはSNMP trapおよびSyslogを介して管理者へと即時通知
- リモートからのファームウェアアップグレードが可能
- アウトオブバンドアクセス – シリアルポート経由のダイヤルアップ接続によるアクセスに対応
- ローカル/リモートの共有モードで、共有または排他でコンソールを操作する権限を簡単に設定可能
- ポート共有モードにより複数ユーザーからのサーバーへの同時アクセスが可能
- ダイナミックDNS対応 – DHCPサーバーによって割り当てられた動的IPアドレスをホスト名にマッピング可能
- ユーザーアカウントおよび環境設定のインポート/エクスポートが可能
- ブラウザ操作の有効化/無効化が可能
- IPv6対応
- ATEN CC2000統合管理ソフトウェアとの統合
- ビデオセッションレコーディングソフトウェアATEN CCVSRとの統合
使いやすいインターフェース
- 統合された多言語インターフェース (ブラウザ版およびAP版) により、ユーザーのトレーニング期間を最小限に抑えて生産性を向上
- クライアント側はマルチプラットフォーム対応 – Windows、Mac OS X、Linux、Oracle社SPARC (Sun)
- 各種ブラウザに対応 – IE、Firefox、Safari、Opera、Chrome
- Webブラウザを使ったリモートアクセス – 事前にActive XやJavaをインストールしなくても、Webブラウザだけで管理タスクの実行が可能
- バーチャルリモートデスクトップ画面はフルスクリーン表示、またはリサイズ可能なウィンドウ表示が選択可能
- クイック起動機能付きマジックパネル
- 高度なセキュリティ
- スマートカード/CACリーダー対応
- 外部認証対応 – RADIUS、LDAP、LDAPS、MS Active Directory
- ブラウザからのユーザーログインは、TLS 1.2暗号化通信およびRSA 2048ビット証明書でセキュリティを確保
- キーボード/マウス、ビデオ、バーチャルメディアの各信号を個別に暗号化可能 (56ビットDES、168ビット3DES、256ビットAES、128ビットRC4、ランダムより選択)
- IPアドレスやMACアドレスによるフィルタリング機能
- パスワード保護対応
- プライベートCA認証対応
バーチャルメディア
- バーチャルメディア対応 – ファイルアプリケーション、OSのパッチ適用、ソフトウェアのインストール、および診断テストの作業が効率的に(2)
- USBインターフェース対応サーバーでは、OSとBIOSの両方のレベルでバーチャルメディア機能が利用可能
- USB1.1およびUSB2.0のDVD/CDドライブ、USBマスストレージデバイス、PCハードディスクドライブ、フォルダー、ISOイメージのマウントが可能
バーチャルリモートデスクトップ
- 帯域制御機能 – ビデオ画質は帯域幅の変化に応じて自動調整。モノクロ色深度設定、データ圧縮率の閾値/ノイズ設定は環境に合わせて変更が可能
- フルスクリーン表示、またはリサイズ可能なウィンドウ表示が選択可能
- リモートユーザー間のコミュニケーションに活用できるメッセージボード搭載
- 多言語対応のオンスクリーンキーボード搭載
- マウスダイナシンク機能 – ローカル/リモートのマウスは自動的に同期
- 終了マクロ対応
- 接続機器にはBIOSレベルでのアクセスが可能
- 対応KVMスイッチは別途お問い合わせください。
- カスケード接続するKVMスイッチの機能によっては、CN9950の一部の機能がご利用いただけない場合があります。
(例えば、バーチャルメディア非対応のKVMスイッチをカスケード接続した場合は、CN9950のバーチャルメディア機能はご利用いただけません。)
バーチャルメディア無効化モデルでリモート導入時のデータ流出リスクを回避
CN9000-SM-J / CN9600-SM-J / CN9950-SM-J

- バーチャルメディア無効化
標準品※の製品に対しバーチャルメディア機能を無効化しているため、データの流出や盗難リスクを回避。
標準品とは、CN9000、CN9600、CN9950といった型番の製品となります。

- 初期化しても大丈夫、バーチャルメディアは無効のまま
- 標準品はリカバリーモード実行時、本体は初期のファームウェアを読み込みますが、Smart IP-KVMは標準品とは異なる仕様により、Smart版 FWのみ受け付けます。そのため、バーチャルメディア機能無効は維持され、セキュリティが保たれます。

- GUI上にSmartと表記
- GUI上にSmartと表記されますので、現在のIP-KVMが標準品かSmart版かが一目で分かります

- Smart版と標準品でファームウェアが異なります
- Smart版FWはv1.6.159以降のバージョンとなりますので、それ以前のバージョンは適用できません。
仕様表
型番 | CN9000-SM-J | CN9600-SM-J | CN9950-SM-J |
---|---|---|---|
インターフェース | D-sub15ピン | DVI-D | DisplayPort |
解像度 | 1920×1200 @ 60Hz | 1920×1200 @ 60Hz | 4096×2160 @ 30Hz |
バーチャルメディア | - | ||
ローカルコンソール | ○ | ||
オーディオ | ○ | ||
電源2重化 | ○ | ||
LAN2重化 | ○ | ||
標準価格 | オープン価格 |
コネクター | |
コンソールポート | USB Type-A メス×2 (White) DisplayPort メス×1 (Black) ステレオミニジャック メス×1 (Green) ステレオミニジャック メス×1 (Pink) |
---|---|
KVM (コンピューター) ポート | USB Type-B メス×1 (White) DisplayPort メス×1 (Black) ステレオミニジャック メス×1 (Green) ステレオミニジャック メス×1 (Pink) |
LANポート | RJ-45 メス×2 |
バーチャルメディア | USB Mini-B メス×1 |
電源 | DC電源ジャック×2 |
シリアル | RJ-45 メス×2 |
スイッチ | |
リセット | ピンホール型スイッチ×1 (Black) |
エミュレーション | |
キーボード/マウス | USB |
LED | |
電源 | 2 (Green) |
解像度 | |
ローカル | ローカルコンソール:4096×2160 @ 30Hz |
リモート | リモートコンソール:4096×2160 |
消費電力 | DC5V:9.76W:50BTU/h
|
動作環境 | |
動作温度 | 0~50℃ (CN9950) 0~40℃ (電源アダプター) |
保管温度 | -20~60℃ |
湿度 | 0~80% RH、結露なきこと |
本体 | |
重量 | 0.85kg |
ケース材料 | メタル |
サイズ (W×D×H) | 200×149.3×28.5mm |
同梱品 | DisplayPortケーブル×1 USBケーブル (USB-A - USB-B)×1 USBケーブル (USB-A - Mini-USB)×1 電源アダプター×1 マウントキット×1 フットパッドセット (4pcs)×1 クイックスタートガイド×1 |
構成図

CN9950 | 1ローカル/リモート アクセス共有 1ポート DisplayPort KVM over IP(4K対応、RS-232C対応) |
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